花束みたいな恋をした
はじめに
読書感想文企画を何本か投稿している私ですが、実は映画を見るのが苦手です。映画館で見ることはできるのですが、金曜ロードショーなど、家でじっと見ることが苦手なのです。そんな私が、とあるきっかけで一本の映画を見たので、映画感想企画にしたいと思います。
きっかけ
上記の理由で、音楽以外のサブスクリプションに加入していなかったのですが、アマゾンプライム会員限定の割引を使ったネットショッピングがしたく、30日間の無料期間のみ、加入することを決意しました。そこで、3年前に流行ったこの映画がたまたま目についたので見ることに。まあ、強いて言うなら有村架純が好きだからかもですね。
恋人の存在
皆さんは恋愛をしていますか。世の中には、恋愛に依存する人がいると聞きます。確かに、人間が充実した日々を送るために、何かに依存することは重要だと思います。しかし、私は、その対象に「恋愛」が入ることに賛成はしません。家族、友人、先輩後輩、様々な人間関係の中で「恋人」ほど難しいものはないと思うからです。この話を始めると長くなってしまいますが、映画中の二人は、依存していなかったからこそ、最後のクライマックスまで美しく描かれていたのだと思います。
運命を信じますか
「運命論」私は、この信者です。この世の全ては、運命が決めていると考えます。映画中でも、2人が出会えたのは、「チケットを買っていたお笑いライブに、急遽行かなかったから。」と捉えています。この考え方に強く共感します。明日起こる素敵な出来事は、昨日起こった辛い出来事の上にできています。この考え方の先には、「人生トントン説」が見えてきます。またまた話がずれてしましましたね。
価値観の変化
現在、恋愛をしている方々は、どの瞬間に相手のことが気になりましたか。容姿がドタイプだったという人も一定数いるかと思いますが、思いがけない部分で共鳴したからだという人もいるのではないでしょうか。恥ずかしながら私は後者です。ニッチな趣味や持論がばっちりマッチした時、強く惹かれました。映画中の2人も、まさにそのような形で惹かれ合っていたように思います。ただ、そんな価値観が変化し、すれ違う様子も見受けられました。23歳になった今、大きく価値観が変わることが想像できないですし、今の恋人に対して、共鳴した価値観をわざわざ変えようとも思いません。ただ、改めて、変わらないことの難しさを教示されたようにも思いました。
最後に
2人の両親が映画中に、「社会を経験しなさい。」と伝えていました。私は、このシーンが大きなトリガーになっているように思いました。太い芯を持っていた2人がそれを押し殺して社会に出てしまうことで、価値観の違いが生まれていました。あの時に、自分達の想いを貫くことができれば、また違った結末を迎えていたのかもしれません。私は、「社会を経験する」ことを楽しみにしています。無理をするわけではないので、自分を見失うような心配はしていません。これは、社会人を舐めているつもりはありませんが、浅はかな考えなのでしょうか。答え合わせは1年後ですね。