ちょっと、休憩しませんか❓️みなし労働制は過労死ですか❓️
ちょっと視点を変えて、ちょっと新しい視点で、少し深呼吸しませんか❓️
これまで、残業についての原則や、残業代の計算方法などを説明してきました。
残業が心身に危険なことも説明しました。なぜ残業が危険なのでしょか❓️
過労死する場合があるからです。
過労死は、毎年、毎年起きていて、途切れることなく、遺族が裁判で闘っています。
違法な残業を取り締まる労働基準監督官は、全国に3000人しかいません。たった3000人の労働基準監督官で、全国の会社を取り締まろうとしたら、100年か200年くらいかかるだろうなあ、と、ムクちゃんは思います。
それくらい、違法な残業はやりたい放題なのに、さらに労働基準法には、
手続きをすれば、労働者をタダで何時間でも残業させていいですよ
という法律があるのです。
だから過労死します。
何人人が死んでも、法律は廃止になりません。むしろ法律増えてます。
職場は危険だ、という認識を持って、病気になったり過労死したりする前に、逃げるべきだ、と、ムクちゃんは思います。もちろん、逃げ出す前に、タイムカードや就業規則や、勤務実態を記した業務日誌があればベターです。相談先に繋がります。
では、労働者を何時間働かせてもいい法律みてみましょう。
専門業務型裁量労働制
企画業務型裁量労働制
みなし労働制
です。
この内、専門業務型裁量労働制と、企画業務型裁量労働制は、すごくいろいろ手続きがあります。そのいろいろな手続きのすべてをクリアしないと、この法律の適用にはなりません、無効です、残業代払いなさい、になります。
だから先ず、労働契約書、雇用契約書を手元に持って来て、契約書に、
専門業務型裁量労働制
企画業務型裁量労働制
と書いてあるかどうか、隅から隅まで確認してください。
もし、裁量労働制と書いてあった場合、いろいろな手続きをすべてクリアしているかどうかが問題になります。労働基準監督官に確認したり、就業規則をチェックしたりの他に、手続きについての知識が必要になります。労働問題に詳しい弁護士さんか、個人加盟労働組合に相談した方が良いでしょう。
もう一つの、みなし労働とは、
働いている時間の内、外で働いている時間については、労働者の判断で働いているから、会社は労働者がどう働いているのかわかりません、だから○○時間働いたとみなします
という制度です。
問題になるのは、10時間働かせようが、12時間働かせようが、8時間働いたとみなします、と、タダ働きをさせる目的で、不当に短く労働時間をみなすからです。
しかも、みなし労働制は、10%以上の会社で採用されています。
すみません、今は昭和ですか❓️今は令和で、みんなスマホ持ってて、仕事の報告も、上司の指示もその場で済んで、よくわからないから、みなしますって必要どこにあるのでしょうか❓️どこにもないですよね。だから、みなし労働制を採用する会社って、タダ働き目当てなんです。
実態を綴ったYahoo!NEWSを見つけたので、参考にしてください。
コカ・コーラのパートナー企業の日東フルラインという会社で、27歳の方が、過酷な残業の果てに入社からわずか4ヶ月で、亡くなりました。遺族と会社は、6000万円と、謝罪と、再発防止などで、和解しました。
生きていることが大事ではないでしょうか❓️
と、ムクちゃんは思います。