ふくろのネコくん
ネコくんの爪切りをするために、洗濯ネットを使います。かわいそうですが、切っている間だけは『ふくろのネコ』になってもらってます。
洗濯ネットのチャックを、ネコくんの足が1本出るだけ開けて、専用爪切りで丁寧かつ素早く切っていきます。
最初は大人しくしていますが、不自由さに耐えかねてジタバタしてくるので、優しく声を掛けながら手の動きは素早くなります。
無事に終わって、チャックを開けると
脱兎(脱猫)のごとく逃げていきました。
それなのに、間もなく戻ってくるんです。
「おかえり〜」
そう声をかけると、もっと近寄ってきて寝そべります。
次は、ブラッシングケア
軽く済ませる時はブラシだけにしますが、丁寧にする時はクシを使います。捕獲できる猫毛が圧倒的に違ってくるんです。
少しスマートになったかしら♬
手触りが良くなりましたよ。
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このネコくんは、半ば強引に連れられてきました。
先住ネコがおばあちゃまだったので、赤ちゃんネコとの相性が心配で断っていたのに
「買えば〇〇するんだ」
ひどい話です。
お金の問題ではない。
そう言えば昔から、そんなだったね。
連れてきた人はアパート住まいで飼えないから、我が家がダメなら他に頼むからと強引に連れてきて、その''他"からは強烈に断られたとか。
小さな命を
自分勝手に扱わないで欲しい。
おばあちゃまネコからは「シャー‼︎」攻撃を受けて、かわいそうな事をしました。先住ネコさんにとってもストレスになったようで、家庭内別居していました。
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前回の記事にクリエイターのしろさんからコメントをいただき、この子の秘密…を考えてみました。
強引でも、どうしても、ここに来たかったのかも知れない。
そうならば、若くして先に亡くなった弟なのかも知れない。
「姉さんには感謝してる」
と言ってくれていたから、また一緒に暮らしているのかも知れない。
どうりで、そばから離れない。
どうりで、長男と1番遊びたがる仲良し。
弟は生前、1週間ほど、私と息子2人との暮らしに参加していました。
「姉さんの家は温かくて
ずっと居たくなるから
もう戻るね」
なんて遠慮していたから。
ダメだ…泣けてくる。
やっぱり書けないね、まだ。
母性の薄い人の元に生まれて、悲しい思いをたくさんした人でした。息子が居る私には考えられないほど冷たい。だから苦手なまま、お互いに変われない。
そして私は、
息子にもネコくんにも甘くなる。