弟を想う
一昨日の夜、蕁麻疹が出てかゆくて眠れなかった。身体中に地図上に広がっていく蕁麻疹に怯えながらも
「なに食べたっけ…
それとも外的刺激…
ストレス…」
アレルゲンを考えるより先に病院に行くべきだったけど、月末だしなぁって躊躇ってしまった。
蕁麻疹とはそういうものらしく朝には一旦引いたので、寝不足ながら早起きし寝具まわりの洗濯と掃除をして、口に入れる物に注意して(刺激が強いからとコーヒーも我慢して)安心しようとした。
ひとしきり仕事を片付けた頃
息子に話すと
「病院行ったの…?」
とソフトに、たしなめられた。
やっぱりそうだよねって思い直し、病院に翌日の予約電話をして上司にAM休暇申請をした。
そして、やっぱり夜になると蕁麻疹は復活してきて、痒みを凌ぐために保冷剤や濡れタオルで冷やして、なんとか眠った。
今朝、診察を受けたら先生に言われた。
「もっと早く来るように…
元々アレルギーある人だから
自然に引くことはないですよ」
寒暖差で血液に変化が出て影響したのかも知れないと。
即効性のある注射と
アレルゲンを調べるための血液検査
翌日から2日分の強い薬
もしも今夜ひどくなったら翌朝予定の薬を前倒しで飲むか、夜間診療を受けるようにと。
診察が終わって、お昼までの小一時間眠って少しスッキリしてから食事をして仕事に取り組む。みるみる良くなる体調。
注射した薬の効き目に感謝しながら、少し怖くなったりもした。強い薬は使い方にコントロールが大切。
亡くなった弟は、子供の頃からアレルギーが強くて大変な思いをしていた。思春期の頃には、他の要因も重なり薬の副作用もあり辛そうだった。
たった2日辛かった私に比べて、かゆみで眠れない夜も多かっただろう。
あの頃、私には何もできなかった。
お互いに大人になったある日、弟とのメールやり取りに書いてあった。
『姉さん
いいかげん…は、好い加減なんだよ』
アクセントを変えるだけで
違ってくる言葉
ずっと忘れないでいる。
実践がむずかしいけどね。
そうだ、お墓参りの後だったから気づかせてもらったのかも知れない。
息子は弟にも似ているし、ネコくんは生まれ変わりのように手の届く近くにいて、つぶらな瞳で見つめて私の手で遊ぶ。
noteに書ける元気が出たので、あとは血液検査の結果で、猫アレルギーではないことを祈る。