「非合理が罷り通る世界」
赤ちゃんが空を飛んでいた。時折、アクロバティックな動きを決めながら近くを飛んでいた飛行機を追い越すくらいの速さで飛んでいた。
冷静になろうとして、水を飲もうとしたら蛇口から大量の水が出てきた。
水は全てを飲み込んでいき、やがて世界は水浸しになった。
僕は水の奥底に沈んでいった。
目が覚めた。夢だった。面白い夢だった。というか夢が面白い。非論理的な事もそれっぽい感じになり、受け入れやすくなる。
夢は可能性に満ちている。携帯を見ると出勤時間だった。これだけは夢であって欲しかった。そう思いながら現実に戻った。