椿の種類がこんなにあるなんて知らなかった
お茶を始めて知ったことシリーズ。
椿の種類 こんなにある ⇩⇩⇩




12月〜3月の稽古はきまって椿トークに花が咲く
まぁ先生、賀茂本阿弥ですか!?
今年は咲いてくれたのよ〜
うちのは咲かなくって・・泣
覆輪がいいわよねぇ・・
これはちょっと開きすぎね・・
やっぱり蕾がいいですねぇ
椿一つで冬中盛り上がれるのだ
あれが咲いた、これが咲かない、
去年は咲いた、今年は咲かない、
うちのは咲いた、お宅のは咲いた?
どの品種に似てる、この品種がいい、
などなど・・・
はじめは何がそんなにおもしろいのか、ツボがさっぱりわからなかった。先生たちが椿トークで盛り上がり出すと、ひとりぽつんと取り残され話についていけない。
今も椿を育てていないから、同じテンションで盛り上がることはできずにいるが、
“椿のあれやこれやは冬の茶人の挨拶代わり”
ということを知りひとつかしこくなった
覆輪とは
椿トークで知った言葉; 覆輪。
読み方は ふくりん
覆輪を愛でるあたりがなんだかツウでカッコいいとか思ってしまう素人な私。

一般的な意味は
1 甲冑 (かっちゅう) ・鞍・太刀・調度などを金・銀・錫 (すず) などで縁取りし、飾りや補強としたもの。→太刀
2 女性の着物の八つ口・袖口を別布で細く縁どったもの。
園芸用語としては…
覆輪(ふくりん)とは、植物の葉や花びらの縁に、地色とは異なる色が現れる斑模様(ふもよう)の一種です。この特徴により、葉や花が際立って美しく見えるため、観賞植物としての価値が高まります。
写真のよう花びらの縁取りだけ違う色になってる状態のことを指すそうです
椿の名前たち
椿の名前、なんかカッコ良い
私が稽古でよく見るものだと
白玉
初嵐
侘助
加茂本阿弥
西王母
などがある
(冒頭で写真を引用させていただいた松花堂庭園さんには100種類以上の椿があるようだ
京都を訪れた際は是非行ってみたい)
名前がやけにカッコいいので由来を調べてみた
侘助:
侘助の名前の由来には諸説あります。
文禄・慶長の役の際に“侘助”という人物が朝鮮半島から持って帰ってきた話が由来となった説や、千利休の元で働いていたワビスケの花をこよなく愛していた人物の名が“侘助”だとする説もあります。
西王母:
言葉の意味は、中国の古代神話上の女神を指すそうだが、なぜ椿の名になったかは調べたが分からず
加茂本阿弥が一番カッコよくて気になるのだが
いまいちピンとくる由来がわからなかった。
気になる。
つぼんでいる姿が美しい
咲いてるよりつぼんでる方がいいという侘び寂び的美学が基本らしい
はじめは へーそういうものか
と思っていたが
すりこみなのか美感が備わったのか
最近ではやはりこれから咲かんとするつぼみの姿が凛としてお茶に合うなぁとか思ってしまう私も。
いましばらく少し続く椿シーズン。
今度のお稽古はどの椿にお目にかかれるか楽しみだ