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映画を観た「殺人の疑惑」

2013年に作られた韓国の作品。

児童の誘拐殺人事件が起こり、その事件がまもなく時効を迎える。作中作としてその事件の映画が公開され、その中で実際の犯人の電話の声が使用されている。主人公はその声を聞いて自分の父親の声と似ていることに気づき父親を疑い始める。

95分の作品。これより長いとちょっと持たない感じ。演技など、作品は悪くはなかったけど時効直前の展開が早すぎる、というか、ちょっと残念な感じ。
まー、こういうことなんだろうなって、実際予想どおりの展開になっていくわけだが、それでも観ていて退屈することはない。但し、繰り返し言うけど120分だと厳しい。

娘大好き、パパ大好き、な父娘なのに、疑い出してからの娘の切り替え方が若干単純。もしそういうことが起こったら疑いつつも庇おうとしたり、かといって隠すのもよろしくないってことで、恐ろしいほどの葛藤があるはずなのだ。意外と娘はバッサリと父親を切り離す。時効直前になるとまた変化があるのだけど。ここで血の濃さっちゅーか、そういうの、表現してるのかな。

途中で出てくる元妻の弟、主人公から見て叔父の役割がよくわからない。事の発端となる最初の犯罪について、元妻は死の床につく前に告白する。犯罪が行われたことを知っていてずっと黙っていた姉の罪を差し置いてその弟は主人公の父親(元義兄)を脅迫するのだ。いやいや、知ってて黙ってたらそれも罪だろうに。

それぞれの立場での葛藤もそこまで深堀りされていないし、産科医師や警察もどないなん?
それでもわかりやすい筋書きが良いのだろうな。
観るのに疲れることもなかったし、観て損したー!!、って気分にもならなかった。かな。


#殺人の疑惑    #WOWOW

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