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映画を観た「飛行機に乗っていたら墜落して、凶暴な人食いライオンのいる原野に放り出された件」
2024年のアメリカの作品。原題は「prey」。「獲物」ですと。
邦題から匂わせてくる、くだらなさそうな感じに抗いきれず観てしまった。確かに獲物でしかなかった。
仕事でアフリカに来ていたアメリカ人のドクターが、イスラム過激派のテロ集団の襲撃がありそうとのことで夫婦で急遽アメリカに戻ることになった。すぐに出発しないといけない、と手配してもらった小型機には他数名の旅行者も一緒だった。重量の問題で身一つで乗らなければならない。挙句、当初聞いていたよりも高額な金額を要求される。とにかく即決しないと乗せてもらえないのでドクターは妻と二人乗り込むことにしたのだが、胡散臭いパイロットの密輸のせいなのか整備不良のせいなのか、野生動物保護地区で飛行機は墜落してしまう。
さてここからが地獄の始まりだ。
上空では不気味にワシだかタカだかトンビだか、猛禽類が弧を描いて舞っている。西に行けば町があると一行は歩き出すが、結局方角を間違えており元の場所へ戻る。その間、足を負傷した妻と共に墜落現場から動かなかったドクターは、妻がライオンに襲われていた。
日が暮れても火をつけていればライオンは寄ってこないという判断の元、一人を火の当番にあてるがその彼が眠りに落ちてしまい、火は消え毒蛇やらライオンやらに襲われ、結果ドクターとパイロットともう一人が生き残る。
寝る⁈寝れる?随分のんきなんだな😅
翌朝になって三人は町を再度目指そうとするが、武装集団の一味に見つかり一人は撃たれてしまう。ひー。野生の動物にだけびびってたけど、そもそもテロ集団の攻撃から逃げてたんだったよね。ところがドクターとパイロットはこの難局も乗り越え、町をめがけて歩く、歩く。
途中、ハイエナと対峙したり、ちょっと休んでる間にサソリにいたずらされそうになったり、野生動物の脅威はまだまだおさまりそうもない。そんな二人の前にとうとう百獣の王が現れる。観念したパイロットは何故かドクターに、お前みたいな善人に憧れてたんだゼ、と言いライオンの前に自らの身を投げ出す。
わー、やるぅー。
最終、ドクターは心配して探しに来てくれた現地の方に、だだっ広い荒野で見つけてもらえて助かったようだ。たぶん。いろんな生き物が次から次に襲ってきたのでラストシーンは疲れ果ててあまり覚えていない。でも確か侑さんと口を半開きにしながら顔を見合わせたような気がする。
ま、こんな映画だった🙄