御相伴衆~Escorts 第一章 第四十八話 二人でお話③「やっぱり、皆でお勉強」最終回
そして、俺の部屋まで、姫はついてきた。どうせならと、やっぱり、宿題を持って。結局、こっちで、今日も、勉強するんだな。・・・ああ、良かったあ、柚葉と慈朗、普通に勉強してる。
「あれ、三の姫様、数馬と」
「なんで、来るんだよ。お部屋で・・・だったんじゃないのかな・・・」
「いいじゃん。柚葉、ここ、数馬の部屋でもあるんだよ」
「・・・残念、続きは今夜ね」
「柚葉、そればっかり」
「すみませんね、お勉強中に、」
「ははは・・・ああ、三の姫様、何か、質問はありますか?あ、ちょっと、待っててくださいね」
柚葉が、意味あり気な顔つきで、俺に近づいてきた。
「・・・で、何故、こちらへ?・・・結局、大丈夫でしたか?」
「ああ、まだ、ごたごたを解決しただけ」
「なるほど・・・まあ、本当、よかったですね。いつもの姫様ですね。ご機嫌ですね。姫様」
確かに、そう、なんですけど・・・、あまり、弄らないでほしいんだけどなぁ・・・。
「うん、だって、数馬ったら・・・」
「あー、ちょっと、待って。着替えてくるから、言っちゃダメだよ、約束な」
「うん」
「何々?いい感じなのではないですか?」
「うん、いい感じ」
「数馬に何か、言って貰えたとか?」
「うふー、内緒。秘密のお約束♡」
「えーっ、すごいね。・・・数馬が?」
「うーん、数馬が・・・」
「くねくねしてますね」
「うん、可愛いね、三の姫様は、素直で」
「同じ属性の癖して・・・」
「これ、わかりません。先生」
「はいはい・・・、じゃあ、姫様も宿題始めてください。持って来られてるみたいだから」
「はーい」
着替えて出ていくと、姫が宿題を始めていた。ちょっと、大変だったけどなあ。
「数馬、来たー。数馬も、いつもの服、似合う。かっこいい。ここ」
「やめ、やめろって、なんなんだよ」
「かっこいい」
なんか、つんつん、突くなぁ。
「へえ・・・」
「仲いいんだね」
「少しずつだけど、進展してるみたいだね」
「なんか、数馬と三の姫様らしいね。ひとまず、よかったね」
~次のお話につづく~
みとぎやのメンバーシップ特典 第四十八話 二人でお話③
「やっぱり、皆でお勉強」数馬と三の姫編⑥ 御相伴衆Escorts 第一章
皆様、お読み頂きまして、ありがとうございます。
次回も、実は、この二人のお話となります。
この次のお話を超えますと、お話の流れが、進んでいく形となります。
次回もお楽しみになさってください。
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