見出し画像

今までレビューしたキャラゲーの神ゲーランキング

キャラゲーとは何ぞや?という人がいますが、キャラゲーとは漫画やアニメ、特撮が原作のゲームのこと。
 原作やアニメが終わると全く売れなくなってしまうので、それまでには制作しないといけない、制作時期の短さ、原作再現のためにクレイモアのクレアが魔法を使ったり、ドラえもんが火を吐いたり、ちびまる子ちゃんのまる子がスマホをいじるなどはできないという制限があるため、クソゲーができやすいと言われる。 
比較的グラフィックや声優など演出面には問題は無いが、ゲーム性の問題点は多い。

8位 クレイモア

演出、ゲーム性、ストーリー何もかも擁護不可な苦行に近い、全方向クソのストロングスタイルクソゲー

 褒める所はミリア編とテレサ編のストーリーが原作アニメともにないストーリーで良いところであるが、それもこの苦行の先のクリア後の特典である。
他はキャラクターの言動や性格に原作乖離が少ないこと以外ほぼ褒める所がない。
典型的なストロングスタイルのクソゲーである。比較的グラフィックは問題がないと言われるキャラゲーだが、今作はグラフィックの悪い。
同じ2D横スクロールアクションの今作より3年前に発売されたNewスーパーマリオブラザーズと比べると一目瞭然で、今作が質が悪いのである。
明らかに今作はゲームボーイアドバンス初期かスーパーファミコンレベルである。
本当にNEWスーパーマリオブラザーズの3年後に発売されたゲームなのか疑いたくなるレベル。 
妖魔は壁に隠れてることもあるという、原作再現してるのか、壁に隠れていて視認できず、無駄にダメージを食いやすいし、場外にも落ちやすい。
操作性も劣悪で移動したり、ジャンプしたり敵に攻撃したりと中々忙しいアクションを求められるが、妖力解放操作はDSであることを意識してるのか、タッチ操作。こんなクソ忙しい操作なのに、タッチ操作も求めてくるというなかなか狂った操作感である。
敵も妖魔しかいないし、主人公のアクションもみんな同じなので、単調になりやすく飽きるし、妖魔は結構追跡率が高いが、レベルの概念も道具の概念、お金の概念もないので、倒しても何のメリットもない、ひたすらに邪魔なだけの雑魚敵となっている。
しかも、ゴエモン綾繁程では無いが雑魚敵がやや硬いし、妖力解放が必須でゲームバランスも悪い。確かにクレアは最下位ナンバーだが、原作で覚醒しかけてからは妖魔は難なく倒してるから、言うほど弱くない。
覚醒討伐も原作再現とは程遠く、ただクレア1人で戦ってるだけで脇役は助けてくれる訳でも無く、会話パートでしか戦っておらず、チームワークとは程遠いものになっている。
BGMもない部分があったり、種類も少なく眠気を誘うものが多く、手抜き感が否めない。
ストーリーも会話パートは雑な紙芝居で臨場感もなく、話が伝わってこないし、クレアの仇敵、プリシラとその彼氏のイースレイは名前だけ登場とお粗末すぎる扱い、クレア編のリフルとの戦いまでは原作通りだが、終盤の北の戦乱は擁護不可なレベルのクソ。
何故、北まで送られてきたか全く経緯が語られておらず、いきなりクレアが北に送られているし、ラスボスも原作やアニメと同じようにプリシラが1番だが、原作やアニメと展開を変えるなら、イースレイやリガルドならまだしも、リガルドが倒した後にやってくる原作でもアニメにもいない、ゲームオリジナルの覚醒者。
ドラえもんの3つ精霊石の魔王同様に、この覚醒者の名前もなく、覚醒者以外は何も語られない。初代のナンバー2のリガルドのライバル的な部下なようなネームド敵ならまだしも、そういった経緯も全く語られず、芋虫や蛾のようなただ、ひたすらキモい敵になっている。
終わり方も雑で、打ち切り漫画的な
「俺たちの戦いはこれからだ!」 
的なラスト。モヤモヤ感しかなく、え、イースレイやプリシラはどうするの?的なエンドである。ファンアイテムとしても殆ど価値がない。
正直、こんなの出さなくていい言うレベルの駄作である。
WiiやWIiU、PS3や4で出して、オンラインで覚醒者を討伐するようなモンハンのようなゲーム性ならまだマシなゲームになったかも。
ただ、この原作も知名度がないし、アニメも最終回を迎えた後辺りだったので、そんなに売上もなく、ゲームカタログにも載っていない。
でもゲームカタログ載っていないクソゲーほど強烈なことが多いが、被害者が少なかったことが救いか。

7位 ドラえもんカート

キャラクターの顔グラ以外褒める所がない、広告詐欺のゲーム

これ大概だが、ストーリーはのび太はチビ四駆を持っていないのにスネ夫に自慢されて、のび太がドラえもんにいい道具がないか依頼することからスタートするのでまあ、原作、アニメでもよくある展開なのでクレイモアよりマシかと。
グラフィックも背景やのび太たちの表情のグラフィックはよく出来ている。
兎に角、チラつくし、段差が再現出来ておらず、ひたすら平坦な道でレースゲー特有の段差や障害物はほとんどないし、地図も当てにならない。
BGMはレースBGMは一種類しかなく、眠気を誘うし、他のBGMも質が悪い。ドラえもんのテーマのこんなこといいなも入っていない。
操作感はただアクセルをベタ踏みしていればいいので、そこまで忙しい操作性では無いが、レースゲーという感覚はない。
ゲームバランスも悪く、ドラえもんが初期キャラでアイテム使い放題というバランスの悪さで、他のキャラの性能差もあるとは明記してるが、そんなに目に見えてあるような性能差でもない。
せめて64やPSで作ればまともな出来だったかもしれない。
制作側がドラえもんの登場人物みんなで作ったコースだと分かるだろと思って、
「みんなで作ったコース」
と広告に下手に明記してしまったせいで、子供プレイヤーからはマリオカートやF-ZEROにはなかった、コースエディット機能があるのか!期待を膨らませて、購入した被害者は後を立たなかった。
大人からすればゲームボーイの容量でそんな機能作れないとわかるのだが、それにしてもタチの悪い書き方である。あくまでドラえもんたちがみんなが作ったコースと明記しとけばよかったのに。

6位 クレヨンしんちゃんオラとシロはお友達だよ

シロとの友情はこんなペラかったっ?と思わざる得ないクソゲー

クレイモアと同じく、横スクロールアクションゲームで壁に潜んでいるなどはないため、敵は視認しやすいため、最低限のアクションは出来ているが難易度は高いのでアクションが苦手なら大人でも苦戦する。
キャラクターの言動などもおかしな言動はなく、当時の悪ガキのしんのすけが再現されており、ひろしやみさえ、春日部防衛隊メンバー、組長先生、吉永先生の言動も別段変な言動はない。
初期のしんのすけなので、キャラクターの目が小さく、今とはかなり作画が異なり、グラフィックもあまりよく出来ていない。
そして、ストーリーに問題が大ありでシロとお友達だよと銘打ってるのに実際シロが出るのは終盤。
序盤はひたすらにシロが関係ない、みさえのお使いや幼稚園メンバーとアスレチックでシロが全く出てこず、シロとの友情の始まりのシロを拾ってくる話など全然ない。
シロが完全にぽっと出の犬になっている。
発売当初はアニメも連載初期だから話のネタがないのわかるが、これは作って欲しかった。
ラスボスというものもなく、ただ、しんのすけがシロを見つけられたか、そうでなかったか変わるだけのエンディングも盛り上がりに欠ける。
アクションゲームが得意な大人なら20分もかからないうちに終わってしまうのでとにかく薄い。
当時は親が子供に見せたくないアニメ上位だったからいつ最終回を迎えてもおかしくないアニメで、最終回になって、在庫を山盛り抱えたくないから、急いで作ったからこんな出来になってしまったかと思える。
初期のしんちゃんの貴重なゲームという、ファンアイテムとしては価値はある

5位 ドラえもんのび太と3つの精霊石

何故か最強なのがスネ夫の謎のアクションゲーム。

スネ夫のためのスネ夫のゲームと思っていい。
このゲーム、ドラえもんカートと違い、キャラクターの個性はしっかりあるのだが、如何せん、スネ夫が強すぎるのである。
スネ夫のチャンピオングローブを取り次第、普通に動いてるだけやボス戦ならスネ夫で充分である。
段差が高い場所などはしずかちゃん、遠くのものを破壊したい場合はのび太と具合に全員に見せどころはあるが、そういうことでない限りはスネ夫で構わないというスネ夫ゲー。
何故か腕っ節が強いジャイアンは歌が強調されており、攻撃力はしずかちゃんと同等と中々カオスな仕様になっている。
そして、ドラえもんカートもかなりクソだったので、レースゲーの才能がないのか、水中バギーは非常に操作感が悪いし、水中で泳いで浮かせたい時はボタン連打をしながら3Dスティックなので、疲れる。
一応、大山のぶ代やたてかべ和也と旧ドラ声優陣と豪華な声優、ドラえもんの夢のある世界観は再現出来ている、原作乖離もない、そこそこまともなストーリーでクリアまでなかなか時間かかることから、評価点もあることからクレヨンしんちゃんより評価を高くしている。
しかし、ドラえもんゲーはまともなゲームがない。
クレヨンしんちゃんのように日常もあるが、夢のあるSFやメルヘンチックな世界とゲームにする要素もあるし、親が子供に見せたくないアニメには余りならないから最終回を迎えるなんてないだろうけど、評価が宜しくないゲームが多い。
大山ドラファンからしたら価値はあるアイテムなので、大山ドラを楽しみたいのであれば勧められる。

4位 魔法騎士レイアース2nd

ドラクエのようなゲーム性だが、調整が甘い部分が多い。


ここからは全く遊べない訳では無い、まともな部類に入ってくるキャラゲー。
パーティを組んで通常攻撃や魔法で敵を倒して、レベルを上げるという、ドラクエのようなゲーム性。
前作より難易度が高く、ドラクエのようなゲーム性かつ、魔法は当時にしては珍しいフルボイス、魔法や道具の説明もセレクトを押せば出るので、初代ポケモンでさえ無かったのに、そこは親切設計であることや、ストーリーもそこそこなので遊べる。
しかし、ギミックの難易度が高く、赤の城はネットがない当時は挫折してしまった方が多かったと思う。
一応、最後の仲間になる、ラティクの人物像が色泥棒の部下なのに見捨てられるとあっさり寝返るし、どこで人が変わったのか、正義に目覚めているしでなかなか序盤と終盤の人格変貌が凄まじいことや、1度は裏切ってるのにあっさり信用している光達の言動も中々おかしいこと、エンカ率が適当で数歩歩けばエンカでエンカでイライラすること、ダンジョンの途中で薬以外で全回復が出来ないし、買い物という概念もないので、エンカのドロップアイテム頼みでいちいちエンカを倒すのも面倒くさい、消費MPなどもインフレしていて、魔法が使いにくいと調整が甘い部分が目立ち、実際ドラクエをやると劣化版だと気付かされる。

3位 魔法騎士レイアース

完全に子供向けの難易度でシンプルなRPG

ポケモンやドラクエのように細かい数値もない、買い物という概念もない、ひたすら、エンカとの戦闘や光、海、風と3人それぞれのストーリーを追っていくことに特化したシンプルなRPG。
RPG初心者でもクリア出来る易しめの難易度で、レベルも5までで、経験値もゲーム内の自分のレベルに対応した(例えば序盤のレプチリアンって最弱の敵なら1と2で3以上はいくら倒しても上がらない仕様)敵を10回倒せばレベルアップするので、極めてシンプル。ちゃんと演歌を倒して、レベルを上げていれば最後までクリア出来る仕様になっている。
戦闘も攻撃、魔法、逃げるだけでたまに攻撃が失敗するので運要素も必要になっている。
ストーリーも子供向けにわかりやすいものになっている。
この漫画自体、子供向けではなく、意志の世界の柱を愛してしまった、ザガートも完全悪では無い存在で、柱を運命を共にするために異世界から魔法騎士を呼び寄せたという哀しい存在。
完全な悪はアニメのデボネアくらいで、意志の世界であるセフィーロの住民の恐怖や不安などのマイナスの感情から生まれたもので、原作はアニメでも登場する、オートザムやファーレン、チゼータの侵攻が来て、誰が柱になるかという争奪戦となかなか大人でも難しいストーリーになっているため、子供には分からない部分が多いので、ザガートを完全悪にしたストーリーを作ったのだろう。
ザガートの言動は原作やアニメを知る人からすれば、は?としか言いようがない言動になっているのは問題点だが、キャラゲーの割には問題点は少なく、3人それぞれが、主人公になる、個別のストーリーもザガート以外の問題点はないし、RPG初心者や子供がやるには充分な作品。
ただドラクエやポケモンでRPGに慣れてしまった人なら流石に薄さを感じてしまうが、子供用と割り切れば遊べないことは無い。

ここから先は

2,009字

¥ 300

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?