たまごっち2をレビュー
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前作のレビュー。こちらも参考に。
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今作はこちらの要素も少し入っている。
○ゲーム情報
ゲームハード GB(SGB、GBP、GBC、GBAでも遊べる)バーチャルコンソール、スイッチは未配信。
値段 4500円
ジャンル 育成
○ゲームの登場人物
ミカチュー 今作の主人公。ばんぞー博士の助手の女子高生。PSと同様前作と違い、今作は家の周りを探索して、たまごっちの卵を探索し、育成する。
ばんぞー博士 たまごっちを研究する、波平頭の独身の博士。研究所にいて、装置を管理している。
むしっち 虫をモチーフにしたたまごっち。
さかなっち 魚をモチーフにしたたまごっち。
○ゲームの流れ
前作同様にリアルタイムではなく、ゲーム内タイムで育成し、ゲームの電源を切ってる場合は時間が進まないシステム。
3匹育てられたが、今作はむしっち1匹、さかなっち1匹ずつしか育てられない。
前作はばんぞー博士から卵を数個用意されていたが、今作は自力で卵を探しに行く。
PS版と違い、たまごっちを探すのではなく、あくまで卵を探すだけなので、厳選の手間はない。
ただ、探索中にお世話は出来なくなるので、長時間は出かけないように。
育成にはストレスという要素も追加。MAXまで増えて、ゲームタイムで数時間放置すると死亡してしまう。褒める、運動で減り、コンテストなどに出場すると増える。
ゲームの種類もお勉強ゲームは前作と同じものだが、他のゲームは
ご機嫌アップゲームは銀剥がしのようなゲームでハートだとご機嫌が増える、ドクロだと減ると完全に運ゲーとなっている。前作のあっち向いてホイと違い、ドクロだけを引いてしまうとご機嫌が減るだけでかえって逆効果になる
運動ゲームは前作とは違い、花(海は泡)に着地する。これも結構運要素が強い。
ある条件を満たすと隠しキャラも育てられる。
今作はコンテストに出場して優勝してもたまごっち星に帰還することなく、寿命で死んでしまう。しかし、寿命で死ぬと卵を残すので、その卵を育成することになる。
コンテストで優勝したたまごっちの子は能力が高く、優勝しやすくなっている。
○個人的評価
評価は
S(最高)→A→B→C→D→E(最低)
ストーリー D
グラフィック(当時基準) A
ゲームバランスや難易度 D
操作性 C
世界観 B
BGM C
ゲームの面白さ D
やり込み要素 C
総合評価 D
適正価格 200円(クソゲーとまでいかないが、結構ガッカリゲーである。)
○良い点
前作がベースになっているので、グラフィックは良く、たまごっちの表情やミカチューのグラフィック、OPなどはよく出来ている
お世話する部屋の描き込みも雰囲気が出ていて、虫の場合は森、海の場合は海の背景がよく描き込まれている。
新規BGMもほぼ、世界観に沿っていて悪くない
探索フィールドが狭いのでお世話を長時間スルーすることは少ない。PSと違い、必要な施設が小さくコンパクトに集まっているので、マラソンをする必要が無い。
次世代に繋げるというのが明確になっていて、コンテストに強かった親の子を育てるという形になってるので、2週目はコンテストがやりやすくなっている
進化系図も金魚から貝になったりと現実世界じゃ有り得ない進化経路で面白い
ストレスの概念が登場し、ストレス死が現実的だが、ストレスと付き合って、上手く育てれば20歳まで育成可能
PSではブリードがあったり、生体のたまごっちを探すので、厳選が大変だったが、今作はブリードもないし、あくまで卵を探すだけなので、厳選で時間を食うことがなく、探索も短めに済む。
PSと違い、1度育成すれば探索がほとんど要らない
前作には無かった、図鑑機能を追加。たまごっちの性格などが分かりやすく書いてある。ミカチューの家の本棚で調べられる
サウンドテストもあり、ゲーム内BGMを聞くことが出来る。ミカチューの部屋のラジカセを調べると聴ける。
×悪い点
たまごっちを虫1匹、海1匹しか育てられず、全部虫にしたり、全部海にしたりすることが出来ず、自由度が低い。前作は3匹育てられたが、探索パートを追加されたので容量の関係だと思われるが、全部虫、全部海くらいはできても良かったなと思われる。
前作に登場した元祖、新種のたまごっちが一切出ず、馴染みのない、虫と海のたまごっちしかいないので、元祖、新種ファンからしたら悲しいところ。
キャラデザが微妙。たまごっちは女性向けの育成ゲームなのに、虫嫌いな女性も多く、需要があるのか微妙だし、海洋生物の方が需要があると思われるが、どちらも興味がなければ、キャラデザは良いとは言えない。ポケモンのように少年もやるようなゲームなら虫というテーマもありだったかもしれないが。
BGMや演出の前作の使い回しが多い。ゲーム画面やアイコンなどもほとんど使い回し、BGMも前作の使い回しが目立つし、コンテストやお勉強ゲームも前作の使い回し。
ご機嫌ゲームのテンポが悪い。ドクロしか引かなければかえってご機嫌がマイナスになり、いつまでもMAXにならない
エンドもコンテストに優勝して、たまごっち星に帰るハッピーエンドがなく、コンテストに優勝しても寿命なら卵を産んで死ぬのがハッピーエンドとなっていて、切ない
コンテストに優勝したたまごっちの親が残った子は確かにコンテストに勝ちやすくなるが、またそれで死にエンドしかないので、やり込み要素としては薄い。
○総評
前作から数ヶ月で発売されたゲームなので、急ぎ足な部分が目立つゲーム。
たまごっちも下火になりつつあったので、制作期間がかけられなかったというキャラゲーのような事情があった。
それでもグラフィック概ね良く、キャラクターの表情や動きなどはよく出来てるし、OPのグラフィックもよく出来ている。
進化経路なども現実世界とはかけ離れた形での進化の楽しみや探索は殆ど必要ないところや厳選も不要など光る部分はある。
しかし、前作とは全く違うキャラクターや虫、海と万人受けしないキャラデザは受け入れ難い。
BGMやゲームの使い回しが多いのも開発期間が短かったのが起因している。
正直、クソゲーとまでいかないが、ガッカリゲーの部類になる。
廃れてしまい、在庫過多になったのか、今作も前作もジーコサッカーの如く、新品なのに100円などと破格の値段で売られたので、定価で買った人が大損しているゲームでもある。
○次回予告
ゲームボーイシリーズの神ゲーランキングを書いていこうと思う。