Science誌が教えるTwitterのコツ。
📖 文献情報 と 抄録和訳
ツイッターの波に乗る
🔗 DOI, PubMed, Google Scholar
[レビュー概要]
▶︎ Twitterの特徴①:迅速性-拡散
2020年1月、WHOがコロナウイルスのパンデミックを世界的な緊急事態と宣言する約2カ月前、ウイルス学者ベンハー・リーのスマートフォンに、あるツイートが表示された。
それは、科学者たちがSARS-CoV-2の遺伝子配列を掲載したばかりのウェブサイト「virological.org」にリンクしていた。
マウントサイナイ大学アイカーン医科大学のリーは、「Here we go」という言葉と飛行機が飛び立つアニメーションとともに、このツイートをすぐにフォロワーと共有した。
その数日後には、製薬会社のモデナ社と米国国立衛生研究所が、ウイルスのスパイクタンパク質をコードする配列に基づいて、わずか10ヵ月後に有効なワクチンを開発する計画を発表していたのである。
▶︎ Twitterの特徴②:迅速性-消える
Twitterでの新しい研究論文の話題は、ニュース記事で言及されるように、すぐに消えてしまいます。
学術的な注目を集める伝統的な経路である他の学術誌の記事への引用は、何カ月にもわたって行われる。
▶︎ Twitterの特徴②:拡散性
リサーチ・オン・リサーチ研究所(RoRI)の報告によると、2021年5月までに、パンデミック研究に関する学術論文の約51%が、少なくとも1つのツイートで言及されている(🌍 参考サイト >>> site.)。
これは、学術論文に引用された数や、ニュース記事、Facebook、YouTube、Wikipedia、ブログ、政策文書など、他のいくつかのコミュニケーションの場で言及された数を上回っている。
また、パンデミック以前は、あらゆる科学的トピックに関する論文のうち、Twitterで言及されたのはわずか10%から30%であったことを考えると、その水準を大きく上回っている。
🌱 So What?:何が面白いと感じたか?
まさに、金言。
いまや140文字が日本からブラジルに届くのに、どのくらい時間がかかる?
間違いなく、空飛ぶ車より早い。
確かに、堅牢な学術論文の査読より、精度や信頼性は落ちるだろう。
だが、特筆すべきは、その速度と拡散性にある。
今回の抄読文献によれば、パンデミックが、その速度と拡散性を圧倒的に上げたようだ。
今後、ますますTwittterをはじめSNSの重要性が増すだろうな、と感じた。
そして、今回の文献中では否定されていたが、Twitter引用の数が密接に関係する『Altmetricスコア』は、論文引用数を最も説明したとの報告を知っている(📕Silva, 2021 >>> doi. )。
『Altmetricスコア』について、詳しくは、以下2つのnoteを参照いただきたい。
ほんとうに伝えたい重大な情報を迅速に広く拡散する。
そのためには、日ごろが大切だ。
すなわち、自分の声が届く友達なりフォロワーの数を増やしておく必要がある。
そうでなければ、誰もいない洞窟で1人叫んでいるようなものだ。
最新の連絡網の構築。怠るな。
さあ、新年度も始まった。門を開け、街へ出よう🌸。
🏃♂️論文公開時のTwitter、早速実践してみた
投稿の機会があったので、早速、実践してみた。
なるべく学んだコツを実践できるように🌱
ユーモアは、ない・・・😭。
少しでも多くの方に見ていただきたいです。
Twitterアカウントをお持ちの方は、リツイート、拡散をお願い致します🙇
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