📖 文献情報 と 抄録和訳
家では毎日が楽しい?
[レビュー概要]
🌱 So What?:何が面白いと感じたか?
『場所』。
その『場所』にしかない、特別な価値がある。
最近、強くそう思わされた経験があった。
僕は、10年前くらいに結婚したのだが、そのとき、教会で『アメイジング・グレイス』の独唱とともに式が執り行われた。
シンと静まり返ったような、とてもシックな教会である。
先日、記念日にその教会に家族で出かけた。
「ちょっと、思い出の場所にいって、少し思い出すだけさ」、そう思っていた。
教会の計らいで、当時と同じ教会の椅子に座って、『アメイジング・グレイス』を独唱してくれた。
そのとき、驚くべきことが起こった。
ほぼ、泣いたのだ。
あのとき、この場所で、起こったこと、触れた感情のすべてが、一気に防波堤を崩壊させ、襲ってきた。
あまりにも、強烈な体験だった。
あれは何だったのだろうと、今でも思う。
思うに、音楽は『鍵』で、場所は『扉』だ。
音楽は、よく言われる。
BUMP OF CHICKENが唄ったようにメロディーは「フラッグ」/「鍵」になる。
受験期に、毎日聞いていた音楽を聴くと、あの受験の日々を思い出す、ような感じで。
だが、音楽だけでは威力は少ない、そよ風のような感じだ。
ふと、思い出すレベル。
鍵だけがあっても、何かがしっかりと開かれることはないのだ。
そこに場所という『扉』があることで、あの『瞬間』のすべてが開かれる。
あのとき、あの場所で。
確かに感じていた、あの感情の水流。
その『場所』で、というのが大切なんだ。
この場所で、この音楽を聴くことで、文字通り堰を切ったように感情の水流がドバッと傾れ込む。
そこに、「なぜ自宅がそんなに重要なのさ?」ということの1つの答えがある。
上記の議論から、自宅という場所を定義すると、以下のようになる。
ぼくらが長く過ごし、泣き、笑い、悲しみ、喜んできた場所は、自宅だ。
そこには、無数の思い出があって、その1つ1つが扉となって、そこにある。
そして、思い出とは、村上春樹が述べているように、『思い出はあなたの身体を内側から温めてくれます。(海辺のカフカ)』。
だから、自宅がいいのだ。
心を温めてくれる扉が無数にある場所。
ホットプレイスの銀河こそ、自宅なのだから。
いま、時代は病院から地域に重心を移しつつある。
そこで主に問われるのは、在院日数ではないだろう、それは減らしていくのだから。
そこで、在宅日数(DAH)である。
ここに、次の戦場がある。
訪問リハをしました→在宅日数を年間30日間伸ばせました。
これは、価値がある❗️
なぜなら、上で繰り返し述べてきたように、自宅での生活は、それ自体、価値があるから。
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