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独白|微意識と美生物

言葉を書き殴った。

書き殴った先にはポエムという独言。残響のように嫌に耳につく捨て台詞に対抗してジャンルに囚われない言葉にしがみつこうとしていた。
けれど数秒後に見た言葉は無理に形作った窮屈で拙くて恥で震えている別の何か。
私は自分のために安売りした文字を見つめていた。
今の自分を投影しているようでその感情を消そうと虚栄心のために汚した。

「言葉にすら謝りたくなった。」

一瞬で消えた無駄に大きい文字
その意味は薄くて心の中では消えるシャボン玉。まるで点で終わる小さな小さなもの。
中身が空気のようだから浮いてはすぐちぎれる。
でも膨らませた時の気持ちを抑えられなくて繰り返す。

そんな感覚で息を吐くから複雑な言葉が複雑な事柄が複雑な人達が私の浮ついた文字でシンプルにさせてしまっている。

こんな言葉で終わらせるくらいなら言葉も気持ちも無に返したい。

この一瞬の感覚が自分ですらついていけない。そんな私の言葉を食い止めることができるのは感情を持っているのかすら議論されてない生き物だけなのだろうか。

「あぁ、こんなめんどくさいことを言ってる自分に嫌気がさす。言葉の概念がない生き物に生まれてこればよかった。感情が細かくなくてほぼ無に近い微生物がよかった」

そう思った。

あとがき
noteほぼ開いてなくて私には1行1行が恥、黒歴史だと思ってしまいました。ある時写真を整理してたら2つのメモ書きを見つけて(上記に載せた写真です)自分の中では一瞬で消えたけどこんなに頑張ってたんだって思わされました。
この拙くて脆くていろんな感情にさせられる自分の文字を見つめて勢いで書きました。
今自分の中で持っている言葉をいつか誇りだとか自信だとかそんな綺麗な言葉で締めくくれたらなという願いで書きました。

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