中国茶デビュー 羅漢果双花茶
中国茶「羅漢果双花茶」(らかんかきんぎんちゃ)で生薬のお勉強をしました。
ごちゃごちゃと品物が並んでいる中国屋さんのお茶シリーズ
中国茶は色が薄くなるまで何煎も飲むらしい。(薬だから?)
800ccで1日置き忘れて濃く出たお茶が甘くてとっても美味しかったです。
羅漢果双花茶の配合は羅漢果、菊花、橘皮、薄荷、百合、甘草、金銀花、胖大海
すべてが生薬です。👏👏👏👏👏
すごーい8種類の生薬で出来てるお茶です。
ひとつずつ効能、性質を調べました。
知らない名前もあって楽しくて美味しいお勉強でした。
生薬の性質と効能
💚羅漢果ラカンカ(涼、甘)
1.咳を鎮め、痰を切るなど、呼吸器系の疾患の改善
2.抗炎症作用
3.解熱作用
4.利尿作用
5.胃炎、便秘、下痢などの胃腸障害の改善
🌼菊花キクカ(涼、苦)
🍊橘皮キッピ(温、苦)
菊花と橘皮の効能は下の記事に詳しく書いてあります。
🌱薄荷ハッカ(冷、辛)
ミント類で和産。
1.健胃、解毒、風邪、インフルエンザの霊草 2.基本的にミント類は多様な精油が含まれそれが多様な病原菌の繁殖、成長を阻害する。
3.選択毒性(抗生物質と異なり有益な腸に生息する乳酸菌に対してはその成長を阻害したり殺したりする作用はない。 つまり危害を加えない菌類に対してはその成長、繁殖を抑制するとことはない)
❤️百合ビャクゴウゆり根(平、甘)
1.一種の精神病に効果
2.ユリ根は滋養強壮に優れ、古くから食用や薬用として利用
3.鎮咳作用 平喘作用 強壮作用
🧡甘草カンゾウ(平、甘)
1.中国古代の神農は甘草を中国で最も重要な強壮薬の1つだと述べています。神農は「五臓六腑、寒熱、邪気を治療するバランスのとれた甘い味の生薬」と評し、さらに多量に服用することで寿命が延びると付け加えています。 この生薬は大棗(ナツメ)同様、貴重な気の強壮薬で、他の生薬の薬理作用をうまく調和させるために処方されます。
2.緩和作用 止渇作用 止痛作用
3.痙攣を治す。副作用防止。鎮痛、鎮咳、去痰、解熱、消炎、鎮静、健胃、強壮。
💙金銀花キンギンカすいかずらの蕾(寒、甘)別名銀花・双花・二花
1.皮膚の化膿、のどの腫れ、血便、発熱、下痢、かぜの初期
2.抗菌・抗ウイルス作用
3.抗炎症作用
4.抗血小板凝集作用
5.免疫調節作用
6.降脂血作用
💜胖大海ハンダイカイ(寒、甘)
1.清熱解毒・潤肺・喉の渇きや痛み・声枯れなどに効能があるといわれている生薬です。
2.緩下作用
どちらかというと夏のお茶ですね!
ラベルには「罗汉果」(羅漢果)とあり、果実とは思わず、商品名だと勘違いしました。
羅漢果は緩下作用もあるという。
さっそく便秘症の私はラカンカで検索。
のど飴、シュガーがあったので購入。お砂糖の代わりに使いました。お腹がユルユルに。
ティーバッグを開いてみました。
上の菊花は一つ。下の胖大海はモズクみたいで甘くておいしい。右斜め上の橘皮はミカンの皮。中の百合根は白い。右斜め下の薄荷はミントの葉っぱでわかります。その横細長いのは金銀花かな。ちっちゃなゴボウの切り口みたいなのは甘草。左斜め上の固い殻は羅漢果。斜め左下のは細かくなったいろいろな破片
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