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私はきっと、発達障害をもって生きてきた

発達障害の人が、適切に配慮された環境で育つことが出来なかったために、二次障害を引き起こし、うつ病などの精神疾患を発症してしまう、という話は聞いたことがあります。

ですが、逆に発達障害の人が配慮のある環境で育ってきてどうなったか、という話はあまり聞いたことがありません。

今回は、「私は発達障害の可能性がある」と思ったきっかけと、どうしてなかなか気づけなかったのか、について書いていきたいと思います。



●生きづらさをきっかけに気づいたこと


私は今、不安障害を発症して治療中です。
何もかも不安で生きづらいです。

初めてのことは緊張しすぎてしまいます。
人の気持ちが分かりすぎるので常に顔色を窺って気を張り続けています。
注意されると、怒られていると感じ、自分の人格を否定された気持ちになって、自分で自分を責め続けます。
言われたことがずっと頭に残って、過去の出来事も含めてフラッシュバックしてしまいます。
気持ちの切り替えができないので、何週間たってもずっと病んでいて希死念慮が消えません。


これらの自分の生きづらさを、親のせいにしたい気持ちもありましたが、ネットで調べると「毒親」「虐待」といった経験を経て、生きづらさを感じている人が多くいます。

世間を知れば知るほど自分は普通の家庭で育ってきていると感じますし、どうして私は普通の暮らしをさせてもらってきたのに生きづらいのかと、ずっと自分の人間としての不出来さを責めていました。

しかし、ある時ふと思い至りました。

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