一杯のきれいごとをどうぞ召し上がって
頑張らなくて良い、休んだって良いって言うけれど、不登校の経歴をもっていたり学歴がない人は評価されないじゃない。
空白期間は就活でメリットにはなり得ないじゃない。
辛い過去を乗り越えたって、誰も評価してくれない。
一度つまづいたらその後どんなに頑張っても取り返せはしないの。
乗り越えられたって、辛い過去を経験した事実は消えない。
それでも何とか普通の人になろうと解決策を探すけど、そもそも存在しないものはどんなに探したって見つからない。
どんなに悩んでも答えがないから答えはでないし、解決もできない。
存在しない答えを探して思考は永遠とぐるぐる同じところをまわって疲労感だけが溜まっていくの。
アドバイスじゃなくて共感がほしい。でも誰もが自分で得た答えのようなものを振りかざしてくる。親切心になぶりごろしにされる。
アドバイスで言われる前に、すでに自分で考えてそれもあれもこれも、全部挑戦しているんだよ。
それでも全部だめだった。あなたにはできても私には無理だった。
あなたが思っているよりずっと底辺でどうしようもない所にいるんだ。
当たり前のことができないって、できない人がいるのにどうして当たり前なんて言い始めたの。
他人のものさしで自分を測ってさ。
そのものさしは全部単位も目盛りも違うのにみんな完璧にそのものさしに合わせられて。合わせられない私が異常なんだって。
なりたくない自分になってしまった。こんなはずじゃなかった。外で明るく振る舞ったってその私は全部うそ。誰かが夢見た私を演じているだけ。
・・・
辛い現実で満たされたカップに、一杯のきれいごとを混ぜてどうぞ召し上がって。
きっと誰もがその甘さにだまされて、苦みを感じていても全部飲み干してしまうんでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
どろどろとした自分の気持ちを言葉で着飾って書きだしました。
また誰にも言えないうつうつとした気持ちが溜まったら2個目が出るかもしれません。
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