直訳カーマ・スートラ講座スタート
東京では11月から、名古屋では12月から始まった全12回の講座。
この講座は伊藤先生がサンスクリット原文から日本語に直訳して開かれます。
こんなの間違いなく他じゃ聞けない。
当初、カーマ・スートラとヨーガ・スートラの作者は同じかもしれないと言っていた先生。が、訳しているうちに、それはないなと思ったそう。
文の作りが全然違うらしい。言葉のチョイスや雰囲氣も全然違うよう。そんなのサンスクリットをちゃんと理解してないとわからない世界の話。さすが武。
宇宙開闢の詩という、ビックバン以前の話がリグヴェーダにあるのだけど、
かの始めのとき
有(存在)はなかりき
無(非存在)もなかりき
原初の水はあった
の世界から、この原初の水に揺らぎが起き、そこから意識が芽生え、その意識が「もっと存在したい!」という意欲を持つ。この意欲がなんとカーマなんだそう!なんかすごくない?
カーマは宇宙の根源からある意識。
そこからビッグバンが起こる。
カーマってそんな根源からあるものなの?
って正直驚いた。
カーマ・スートラってなんだかんだ言って、テーマはエロスだから、どんなんなの?と正直思ってたところもあったから、このむっちゃ壮大な感じに初っ端からなんか感動してしまった。
だけど、そのことをセンセに言っても大して響いてないみたいで、あ、そう?みたいな感じでちょっと不服な私がいたのも確かw
講座はまだ始まったばかりだけど、話が本当に素晴らしくて、みんなにカーマ・スートラを知ってもらいたいとさえ思った。
カーマ・スートラは在家に生きる人達のためのテキスト。
ヨーガ・スートラは出家をした人達が解脱していくためのテキスト。
カーマはわざわざ教えるものでもないんじゃない?みたいのがあるけど、ダルマ(法)やアルタ(財)以前のそもそものスタートがカーマ(愛)だから、ここが肝になってくる。
カーマ・スートラ内に書いてあることも、単なる生殖の話ではなく、男女の交流、特に女性のエクスタシーを大事にしているらしい。
なんか素敵じゃない?
2巻はガチにエロいらしいけど笑(カーマ・スートラ自体は7巻構成)、色々楽しみです♡
ここでは、書ける範囲で講座の様子を書けていけたらと思っているのでよろしくお願いします。