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「我が家の『お好み焼き』は、大阪のO君夫妻の賜物」/家庭の運営という概念 その83

「粉もんはディナー」産経新聞9/22朝晴れエッセイ

「粉もんはディナー」というエッセイが今朝の産経新聞に掲載されていた。亡くなった奥様が作ってくれた「お好み焼き」そしてお店で奥様と食べた「お好み焼き」をご主人が追想した味わい深いエッセイだった。
大阪といえば、今でも「たこ焼き」や「お好み焼きを」を思い浮かべる日本人は多い。
私も学生時代6年間を大阪で過ごし、青春の思い出の中に「お好み焼き」や「たこ焼き」が色濃く残っている。ふうふう言いながらカリっとした香ばしいソース味を頬張り、中のトロッとした出汁の味を舌の上で味わうのは何とも言えない仕合せだ。

我が家は自家「お好み焼き」/レシピ概要

我が家は、関東出身の夫婦にして珍しく(妻は大阪に住んだことはない生粋関東人)、家庭料理として「お好み焼き」を食する。
たいてい、
市販のお好み焼きこ粉に、山芋のすりおろしたヤツと出汁のモト、卵を入れ生地を作り、キャベツと長ネギを約1cmから2cm角にみじん切りにしたものを適度に混合し、豚バラ薄切りと天かすを両面(片面でもよい)に乗せて、作る。
最後は、ソース、マヨネーズ、青のり、かつ節をかけ(ソース、マヨ無しでちょっと頂くのも美味しい)いただくのだが、
簡単でとても美味しくまさに、香ばしく、中(なか)トロ、出汁味満喫の大阪の味を堪能できる。

このレシピは、大阪人の親友O君の細君E子さんゆずり

この「お好み焼き」のレシピは、実は、大阪人の親友O君の細君E子さんゆずりだ。もちろん奥様も生粋の大阪人。
妻と知り合い結婚を心に決めた34年前の平成2(1990)年5月に、
親友だったO君に紹介しようと思って、既に結婚していた大阪のO君宅を訪問したとき、夕飯に細君のE子さんに出してもらったのがこの「お好み焼き」。
当時、関東で仕事していて久しぶりに大阪の美味しいお好み焼きを食して、妻もその美味しさに同感だったらしく、
詳細にレシピを繰り返し教えてもらったのを懐かしく覚えている。

我が家で、今に美味しく「お好み焼き」を頂けているのは、E子さんのおかげといわなければならない。
子供たちも小さいころからこの「お好み焼き」が大好きで、未だにときどき食べるこの「お好み焼き」をハフハフ言いながら「美味い、美味い」と言って食べている。

「お好み焼き」の仕合せとO君夫婦への深甚の感謝

「お好み焼き」は派手ではないかもしれないが、こんなにも仕合せを恵んでくれる食べ物で、今朝の産経新聞「粉もんはディナー」のご主人と同じく感慨が尽きない。

この場を借りて、O君、E子さんに深甚の感謝を捧げたい。
どうもありがとう。






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