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授業の合間に何をする?~生産性を極限まで高めるための通級指導担当の働き方~

教師は、授業をすることが一番大切な仕事です。小学校では基本的に5時間か6時間あり、全ての時間を授業しなければならない時もあります。私も、通級指導教室の授業が6時間全て埋まることもあります。通常学級担任であれば、そのようなことは当たり前です。

では、授業と授業の合間に空き時間ができたとき、何をすればよいのでしょうか?

私の場合、授業の合間は次の授業の準備をしたり、連絡ファイルにその日の授業記録をワードに打ち込んだりしています。

授業記録は、保護者へ渡すためのものです。絶対に書かなければならないわけではありません。実際に、前の通級指導担当は書いていませんでした。私になってから書き始めたのです。

「前は通級で何をしているのか分からず、意味があるのかと思っていましたが、書いてもらうことで何をしているのかが分かり、安心して通わせることができています」

という嬉しい言葉をいただき、書くことのメリットを感じている所です。

ただ、この連絡ファイルは書き出したら時間がかかります。最初の頃は手書きでしたが、1日に5人、6人となると、とてもじゃないですが、放課後まで使って書かなければ終わりませんでした💦

タイパやコスパ、生産性を高めようと、現在ワードで作成しています。テンプレートを予め作成しておき、子どもに応じて内容を変えるだけで、時間短縮になりました。

空き時間を有効に使うことで、プラスαの教育的効果が期待できます。

欠席や急な時間割変更等で1時間通級指導がなくなった時は

「やった、空き時間だ!ゆっくりしよう!」

とはなりません。事務作業に充てたり、連絡ファイルの作成に充てたりすることができます。休憩時間に充ててしまうのはもったいないです。

ここで、第2領域の「緊急度は高くないが、重要な効果性の領域」として時間を使おうと思うと、何をすればよいと思いますか?

答えは、通常学級へ行くです。

・通級指導に通っている子どもの学級での学習の様子を観察する
・通常学級や特別支援学級の授業支援に入る
・教室へ入れない子への支援に回る

上記の中で、最も重要で効果性が高いことを行っています。

特に今後、通級指導や特別支援学級への学びの場の変更を予定している子どもは、実態や障害の特性など児童観察による実態の把握を行い、効果的な支援の方策や学びの場の変更が果たして本当に必要かどうかを考えておかなければなりません。

担任からの情報提供はもちろんたくさん聞きますが、実際に目で見て判断することは非常に重要です。その中で、子どもと関わり、信頼関係を築いておけば、スムーズな支援ができますし、保護者との面談でも実際に見たことを伝えることで安心するでしょうし、信頼を置いていただけるのではないでしょうか。

全く我が子を見ていないのに、あーだこーだ言われても嫌ですよね?

空き時間は、通常学級に入る。児童の実態を把握し、子どもとの信頼関係を構築する。まさに通級指導教室担当にとって緊急度は高くないが、重要な効果性の領域にあたります。

やるからには視座を高く持ち、子どもの成長のために、空き時間を有効に活用したいものです。

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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