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朝の準備が間に合わない子供への構造化による支援 ~手順表を使って~
1年生の担任の先生から、こんな相談がありました。
「Aさんは、朝から、準備をしないで、朝の会になってもランドセルが出しっぱなしなんだ💦」
Aさんは、現在通級指導教室へお試しで通っている子です。
学級での困り感は
・学習中にノートを取ることに時間がかかる
・ノートを書くマスがずれる
・活動に参加しようとしないことがしばしばある
・すぐに周りの子に気が散り、向かっていってしまう
などです。これらの様子から、私はこう分析しました。
・注意・集中が難しいのではないか?
・外部刺激に対して過敏で、必要な情報に集中するのが難しく、気が散ってしまうため、周りの刺激に注意が持っていかれるのではないか?
・ワーキングメモリの弱さから、何をすればよいか覚えきれない、脳に留めきれないのではないか?
よって、朝にランドセルを片付けられないのではないかと考えたのです。
そこで、私が考えた対策は次の方法です。
朝の準備の手順カードを作成し、できたら、「できた」マスへ移動させる
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簡単な手順表です。Aさんがサッカーが好きだというので、サッカーのイラストと、応援のイラストを使用しました。
1年生でもすぐに取り入れることができるものを思い、作成して担任の先生に渡しました。
はじめは、周りの子供たちも興味津々で、Aさんがこの表を使っている間、人だかりができていたようです(笑)
逆にAさんにとって注意・集中がそがれてしまうのではないかと心配しましたが、使って現在3日目で毎日朝の準備は時間までに終わっているようです!
これにずっと頼るのはよくないので、あと1週間ほどで回収し、なくてもできるかチャレンジさせてみたいと考えています。
担任の先生の困り感を受け、構造化で解決できるのであれば、お手伝いしたいと考えています。これからも、相談された子供の困り感に対して、できるがけ具体的な手立てや方法、構造化や環境整備などのフィードバックができるように心がけていきたいと思います。
皆さんも、困り感を抱えている子供たちへ、構造化による支援を行ってみてはいかがでしょうか?
今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。