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中学校受験とは、船に乗って仲間と宝探しをするようなものだ

先日、私立中学校を受験し、合格した6年生の保護者と面談する機会がありました。

「ほとんど誰も知らない子達、遠い場所へ通学して通う新しい中学校で、果たしてうまくやっていけるのか?」

恐らく、どの家族、そして教員も心配することなのではないでしょうか。

私自身、中学校受験は経験がありません。しかし、高校受験、大学受験、就職後に教員という節目の時期には出会いと別れを繰り返し、ほとんど誰も知り合いがいない環境に身を投じることはありました。

私の娘も、現在小学校4年生ですが、中学受験も視野に入れて準備をしているところです。果たして、中学校受験を分かりやすく表現するとすれば、どのように語ることができるのか?色々と考えてみました。

そこで、

中学校受験を、船に乗って仲間と宝さがしをするようなものだ

と題し、例えを使って表現してみました。


中学受験とは
船に乗って宝探しをするようなものです。
受験をするという選択をし
試験という荒波を乗り越え
ようやく目指した中学校への切符を手に入れた。

しかし
それはゴールではなく
新しい旅の始まりに過ぎません。

乗り込んだ船の中では
今までとは違うルールがあり、
仲間たちと切磋琢磨しながら
進んでいくことになります。

時には順調に進むこともあれば
想像以上に過酷な環境に
戸惑うこともあるでしょう。

ここで大切なのは
子ども自身が
「何のためにこの船に乗ったのか」
を忘れないことです。

もし、旅を続ける中で
「このまま進みたい」
と思えるなら、それが正解です。

一方で
「どうしてもこの船では進めない」
「この先に自分の求めるものはなさそうだ」
と感じるなら、降りるという選択肢もあります。

受験をして入学した学校だからといって
無理に最後まで乗り続けることが最善とは限りません。

中学受験を選んだこと自体は間違いではありませんし
途中で方向転換することも間違いではありません。

大事なのは
子ども自身が納得のいく選択をすること。

そのために、大人は
「この船に乗ったんだから頑張れ」
と追い込むのではなく
「この先どう進みたい?」
と問いかけ、子どもが自分で考えられるよう
サポートしていくことが求められます。

この旅の目的は、合格ではなく、その先の人生です。

だからこそ
今どこに向かっているのか
進み続けるのか
それとも別の道を選ぶのか。

子どもが迷ったときに
一緒に地図を広げて考えていける存在でありたいですね。


いかがでしょうか?
あくまで中学受験は通過点。目的地を見失わないでほしいという願いを込めて、表現してみました。今後、中学受験に臨む子供、保護者がいたときに、このような話ができればと考えています。

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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