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特別支援を、一言で表すと、○○だ

特別支援を、一言で表すと、皆さんは何と答えますか?

私は「特別支援教育を発信中!」と銘打っていますが、その特別支援を自分なりに言語化できない時があるのです💦

よって、今回はnoteの記事で、特別支援について一言で表し、その理由についてもまとめたいと思います。

特別支援を一言で表すと

1人ひとりの可能性を最大限に引き出す支援

です。その理由は以下の通りです。

特別支援は、特別のカリキュラムを編成します。なぜなら、1人ひとり、発達の凸凹があり、障害の特性やこれまでの家庭環境や教育環境等による発達の程度など、差があります。だから、オーダーメイドの支援を行うのです。よって、1人ひとり学習内容や支援の方策は異なり、その子の可能性を最大限に引き出す支援ができるのです。

しかし、現在、通常学級でも特別支援の必要性が叫ばれています。それは、いったいなぜなのでしょうか?

それは、特別支援が1人ひとりの可能性を最大限に引き出す支援だということと関連してくると私は考えます。

そもそも、通常学級は一斉指導が基本です。共通のカリキュラムを用いて、集団指導を行います。その中で、どうしてもその指導で十分成果を出せない子が出てくるのです。

それもそのはず、1人ひとり違うのだからー

特別支援についての研究や教育実践、理解が進むほど、通常学級でも必要な考えだと気づいてきたのです。

一斉指導、共通のカリキュラムについて来れない子供たちは、落ちこぼれだ!そんな子達は、特別支援学級で学習しろ!

そんなことを言おうものなら、世界中からバッシングを浴びるでしょう。
なぜなら、世界は、障害のある子もない子も同じ場所で学ぶインク―シブ教育の動きになっていますが、真逆ですよね💦

教室をスーツケースと捉えてしまうと、その大きさ、その容量に入りきれないようなはみ出す子は、教室に入れなくなってしまいます。画一的な指導にはみ出す子は、スーツケースに入れないので、教室の外で過ごさざるをえなくなってしまいます。

教室を風呂敷と捉えると、その風呂敷の大きさや包み方を柔軟に変えることで、はみ出す子も教室に入ることができるのです。その風呂敷の大きさや包み方が、特別支援の考え方であると私は考えます。

合理的配慮、基礎的環境配備に始まり、支援員などの人的支援、教材・教具の工夫、授業のUD化など学校の創意工夫次第で、風呂敷の大きさや包み方は変わるのです。

とても抽象的な話になっていますが、特別支援とは、学校としての風呂敷を広げることなのではないかと思うのです。

風呂敷が広がれば、1人ひとりの可能性を最大限に引き出す支援につながります。はみ出す子をなくすために特別支援の考えを取り入れることで、誰もが教室の中で輝き、活躍できるようになるのです。

特別支援は、特別じゃないー

特別にしてしまうと、スーツケースの外にはみ出た子達に対して特別な教育を行うことになってしまうのです。

特別じゃないのだから、風呂敷のように大きさや包み方を柔軟に変えて、誰もが可能性を最大限に引き出せる教室作りを目指していく必要があるのではないのでしょうか。

すごく難しく、答えがないものを言っているのは百も承知です。
しかし、目標は高く、崇高なものであればあるほど、そこに到達できるまでにできる余地は無限大です。

特別支援を特別にせず、当たり前になるように、今後もnoteの記事で特別支援教育を発信していきたいと心を新たにしました。

今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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