ネトゲ戦記を読んで思ったこと②全体の流れ
今回は、一部の界隈で有名な暇空茜氏のネトゲ戦記を読んで思ったことをまとめてみた。
以下、ネタバレになりますので、未読の方はスルーでお願いいたします。
この会は、全体の流れとポイントをまとめてみた。
# ネトゲ編
この章は、ネットゲームに詳しくない人にとってはとっつきづらい話かもしれない。ただ、個人的にはネットゲームにおけるトッププレーヤーの考え方そして攻略サイトなどの裏側が見れて非常に興味深かったです。
また、このネトゲ戦記における主人公そして今の暇空茜なる人物の性格が出来てきた経緯が見れて非常に興味深い。彼に敵対する陣営も暇空茜研究にはもってこいと思うのだが。
# 起業編
ネットゲームの企画の裏側はなかなか出てこない。そういう意味では、このネトゲ戦記はいいサンプルを提供してくれていると思う。個人的には、この章はつなぎの章以外の意味はあまり介さないと考えている。
そして、後の章である裁判編とともに組織における暇空茜の人物像が最もよく表れている章でもあると思う。そういう意味では、暇空茜の自伝というのは間違ってはいない。
# 裁判編
ある意味この章こそがネトゲ戦記の本編であり、この本に読むべき価値がたくさん詰まっていると言っていい。具体的には、裁判の話になるわけだが。書いている人が裁判の実際の関係者であることから証拠や主張の詳細な部分までよく表現されていることが大きな特徴と言っていいと思う。
また、訴訟が会社法の話でありほとんど和解で終わるために外に話が出てこない中法律学の本としても非常に参考になると思う。
# まとめ
この本は、やはり暇空茜の自伝である。一方で、この本のジャンルは非常に悩ましい。実用本であり法律本でもありビジネス本のようにも見える。そういう意味では今までにない興味深い本であると言える。