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『ふたりの窓の外』(深沢仁)

【なにもないところでなにも無いままに過ごすこと】

「ふたりの窓の外」(深沢仁)の一文です。

昨年末からフレンズ界隈でバズっている(というかあの人に激推しされている?w)この一冊。

あらすじは

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自分を裏切った恋人ともうすぐ旅行に出かけるはずだった女、その恋人の代わりに旅に同行することを申し出た男。なぜか承諾してしまった女は、それまで見ず知らずだった男と春の宿で一夜を過ごすことになる•••

春夏秋冬。それぞれの季節に一度ずつしか会うことのなかったふたりの一年を四章仕立てで描いた、絵画のような恋愛小説
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と書いてある。

普段、恋愛小説はあまり読まない、ぼく。

ただ読み始めてみるとスラスラと文章が入ってくる。

そういえば、こんぶ店長も何よりもまず書かれている文章が好き!!って言ってたことを思い出した。

それでも疑問が浮かんでくる。

これは男性だからの違和感なのか。

見ず知らずの男と一泊二日の旅行に行くかね?

女子にはあるあるなの??

危うくない???

まぁ、小説ですから•••って言ってしまえばそれまでなんだけども。

そんな危うくも不思議な距離感を持ったふたりが季節ごとに旅に出る。

これはデートなのか?

それともふたりでするひとり旅なのか?

ふたりなんだけど、ひとり。

会話は少なくても相手に感じる可笑しみと憧れと儚さ。

何かをするわけじゃない。

何かが決まっているわけじゃない。

何もないを楽しむ。

そんな空気感を楽しむふたりの物語。

喉が渇いている時に、水を飲むとスーーって入ってくるあの感じ。

これは味わった人しか分からない。

バナナを食べたことのない人にバナナの味を説明できないように•••。

ご賞味ください✨

オススメです📚

海に行きたくなった🌊

#ふたりの窓の外
#深沢仁
#一文との出会いが人生を変える

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[オススメの人]

青春時代に好きな子と仄かな距離感に憧れていたアイツ。

あと、ひょんちゃんは必読でお願いします。
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明日から新年の営業のこんぶ店長のお店

『ブックランドフレンズ』

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