『感動する!数学』(桜井進)
【「ゼロ」と「レイ」の使い分け】
「感動する!数学」(桜井進)の一文です。
数学は美しい。
そう表現されることがある。
数学は哲学だ。
そう表現されることもある。
ぼくにとって数学は距離が遠い。
国語の方が身近で
英語は憧れで
数学は苦手なもの。
そんな、立ち位置だ。
数字を意識しようと
教えてもらうようになってから
なんとか数学に慣れようと
本を何冊か読んでみていた。
読んでいくと中には面白い話しが見つかるもんで
今日は0が主役だ。
日本人はこの0という数字に工夫を凝らしている。
例えば、交通事故などで死者数を表す時は『ゼロ』人と言う。
#ストロングもZERO
一方で、テストの答案は『レイ』点と言う。
#のび太くん
この違いは
ゼロを使う時は絶対数として使っています。
紛れもなく誰が見ても0の時に使うんだとか。
一方で、
レイは少し余白がある。
テストの解き方自体は途中まで合っていたが点数としては0点の時などに使っているみたいなんです。
そこには、言葉にはなっていないけれど0.3点(レイテン3と読む)とか全くの0ではない曖昧さが隠れています。
その微妙なニュアンスを感じ取り、含みを持たせているのが日本語の面白い所です♪♪
ゼロは「無」や「空」を表す中で、実は始まりも意味します。何もない状態や何かが生まれる前の状態とも言えます。
レイも英語を当てると「ray」となり光の一筋となります。それは一瞬の煌めきや無限の可能性の始まりを表現しているのかもしれません。
なんか0という数字の印象が変わった気がします♪♪
無味無臭だと思っていた数字にも実は意味があったり
ただの数字の羅列だと思っていた数式にも人間ドラマが隠れていたりと
数字を意識することは
それを使う
人間を意識することだと知れた。
考えてみたらそうですよね。
元々は、
人が人へ何かを簡単に伝えたいと思った所から数字を使うことが始まっている。
よく仕事で「数字を上げろ」と言われます。
正直あんまり好きな言葉ではありません。
でも、
数字と向き合うということは
お客さんと向き合うってことだと思うと
そのことから目を背けてしまっていたのかもって反省します。
もう少し数字の持つ意味を感じ取りながら
仕事に励みたいと思います✨
#感動する数学
#桜井進
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