『何者』(朝井リョウ)
『何者』(朝井リョウ)
この本を読み終わった後、胸にズンっと何かが残っています。
就活生は表面上は仲良しごっこだが本音では妬み嫉みの数々。
「内定(という大きな盾)が欲しい」
「自分は他とは違う、そんな違う自分を認めてくれる人がいるはず」
「あの会社はブラック」
「それダサくねぇ」
「落ちてんじゃん」
などなど。
新しい価値観が生まれ、生き方も様々に選べるようになっては来ているけれど、
いきなり全てが変化する訳でもない。
既存の流れがまだまだ大きくそこで生きるのも全然間違えじゃない。
そして、学生時代までは団体で一列に並んで走って来たのに
急に就活というスタートで個人競技に早変わり。
そんな時に、本来の仕事の本質を考えず、
他人のことばかり気にする。
『本末転倒』
戦うべきは、たいして武器も持たず戦略も持たずモタモタし他人の批評ばかりしている
「愚かな自分」なんだと。
『カッコ悪くてもいいから必死に足掻くことでしか自分は変わらない』
就職。仕事。そして、自分。
何者でも無い人だからこそ共感できる1冊です。
最後に、胸にズンっと来たものそれは・・・
『SNSは何でも書けるが本音は書けない』ってセリフ。
つまりは、自分が今やっている事は結局表面的で薄っぺらいものなんだな・・・と。
自分がしている事は大したことではなく、意味もほとんど無いに等しいんじゃないか・・・と。
「ポジティブ」とか「動いてる」とか言ってくれてるけど、皆んな本当は陰で「意味ないよ」と笑ってるんじゃないか・・・と。
自分に自信(経験)が無いから疑ってしまう。
そして、こういう本を読んで冷静になって俯瞰しちゃうと急に心にブレーキが踏まれる感覚。
自分にしか出来ない事がしたいって思う邪魔な見栄が出てくる。
その見栄に乗っかると目の前が疎かになる気がする。
何か目標に向けて走り続けないと心が折れちゃいそうな気がする。
自分が良いと思っていた事が本当はダメな事だったんじゃないのかと気にしてしまう。
何者でも無い自分。
っていうマイナスな自分も同じ自分自身なのだと。
全てをひっくるめて自分自身を好きになりたいっす。
さっ、寝よっ。
※この本は2018年に自分のfacebookで投稿した内容です
何をしていいか分からずガムシャラに色々と行動していた時期。
内容や言葉に当時の自分の不安感が残っているな〜。
『自分が今やっているものは表面的で薄っぺらい』
は結構自分の中でのパワーワードでしたw
オンラインサロンに入ったり
ネットワークをかじってみたり
色々やってた時期だけど
あの時色々やっていたから今があるし
おかげで色々なものが見つかった!!
周りの顔色や世間体をめっちゃ意識してたな〜って気付けた。
自分の昔を振り返るのも大事だな〜✨
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『ブックランドフレンズ』
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