『未来いそっぷ』(星新一)
【はだかの美女の大群がおそってきた】
「未来いそっぷ」(星新一)の一文です。
今年の7月に宮崎県に行った時に見かけた大学の演劇部のポスターに書かれていた
『アリとキリギリス。その後』
というタイトルが気になるって話しをこんぶ店長にしたら寓話にも色々なエンディングがあるから色々読んで見ると面白いよってオススメしてもらいました。
「アリとキリギリス」
「北風と太陽」
「ウサギとカメ」
「シンデレラ」
など誰もが聞いたことのある作品を意外な結末で描き切ってくれていました。
今回はその中の「おおかみ少年」の話しを少し。
羊飼いをしていた少年は暇を持て遊び「オオカミが来たぞ」と嘘をつくことで村人を困らせて遊んでいたが、本当に困った時にはだれも信じてくれず被害を受けた。
嘘を繰り返すと信頼を失い悪影響をもたらすという教訓を教えてくれる作品です。
この寓話を星新一さんは新たな視点で描いてくれています。
少年は本当のオオカミが来た時にとても冷静に対応した。
村人たちは自分の発言をもう誰も信じてくれはしないだろう。
だからこそ、
「これまでと同じ伝え方ではダメだ!!」と考え
『はだかの美女の大群がおそってきた。ひどいめにあわされそうだが、決して助けないで』
と大声で叫んだ。
その反響はすごく村中の男達が集まった。
さらに、その男どもを心配した女性陣も集まる。
という物語だった。
この少年の発言は人間の心理をうまくついた行動をとっていた。
僕たちが普段如何に情報に踊らされて行動しているかが分かる。
テレビで人気と紹介されたから行ってみるに代表されるように、誰かの意図ある情報操作に多くの人が踊らされ、右に倣えの精神を持つ日本人は特にその傾向が顕著だという風刺なのかな。
事故の現場へ集まる野次馬や台風が来ているのに川を見に行くおじいさん、混んでてイライラすると分かっているGWのおでかけなど、
もう少し頭を使えば、それらも別の行動が取れるだろうと思うんだけど。
今後、南海トラフ地震が来ると言われている。
有事には情報の取捨選択をしないといけない。
情報に踊らされず考えて行動しないといけない。
誰かが指示をくれるのを待っている時間がないこともある。
たしかに災害の多い日本だけど、オオカミが来たって聞いたら皆んなで助けに来てくれるそんな優しい気持ちを持って行動できる国民性を大切にしながら
その優しさに胡座をかかず
考えて行動すること♪♪
そんなことが大切だ!!
寓話オモロいな〜♪♪
#有名な話しだけでも読んでみてね
演劇もみたいな〜♪♪
#未来いそっぷ
#星新一
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寓話のような存在のこんぶ店長のお店
『ブックランドフレンズ』
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小川貴史さんとこんぶ店長のシークレット対談の第2弾!!
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