光明 enlightenment・oneness の体験
2007年37歳7月の夏、長野県にある女神山ライフセンターで 瞑想 meditation をしていた時に 光明 enlightenment(悟りを開く)が起こりました。
初めての 光明 enlightenment・oneness の体験
前回の記事「臨死体験」でも書きましたが、2001年31歳の年に過労によって心臓が3度も止まってしまいました。その後遺症によって手足に軽く麻痺が出てしまったので、そのリハビリも含め心身共に癒し体調を改善しようと思い、あるヒーリングセミナーに参加するために女神山へ数日間訪れていました。
その日は朝からたくさんの天使たちが空を飛んでいましたから、何があるのかな?とちょっとわくわくしていました。そしてお昼過ぎに蓮華座で坐るヴィパッサナー瞑想をしました。
विपस्सना vipassanā ヴィパッサナーとは観照という意味です。この場合、自分の内側を観るということです。
周りは自然豊かな山の中なので、最初は蝉の鳴き声の大合唱が耳の鼓膜に響きとても気になっていました。そのうち蝉の鳴き声の 波動 vibration が全身をジーンジーンと微細に振動させる感じになりとても気持ちよくなりました。しばらく何も考えずその 波動 vibration をただ全身で感じ続けました。すると、自分と周りの境界線が消え去り無くなったのでした。周り全体と一体になったような、まるで空気になったような軽い状態になり肉体が消え去ったようで、肉体の痛みや苦しみや重さなども一切消え去り、その究極のリラックスの状態があまりにも心地よくてうっとりとしていました。
そして約50分ほどの 瞑想 meditation が終わりました。いつもは50分間を長く感じていましたが、その時は50分間が1分程しか経っていないように感じました。
瞑想 meditation が終わってもその究極のリラックス状態は続いていました。その日は女神山から東京の自宅へと帰る日でしたが、帰宅途中や帰宅した後もずっとその究極に心地よいリラックスの状態は消えないままでした。
熱くも冷たくもないぬるま湯のような温泉にいつもどこでも浸かっていてリラックスしている状態なのです。
私はその前年から宗教的な理由からではなく、病気を治す体調改善のために毎日 瞑想 meditation をしていましたから、帰宅した翌日のお昼に自宅で 瞑想 meditation をしました。すると、自宅の部屋の窓に一匹の蝉がとまり勢いよく鳴き始めました。また耳だけで聞くのではなく、全身で鳴き声の 波動 vibration を感じていると、前日に感じた時よりさらにもっと心地よくなりました。ただ無心になってその究極のリラックス状態を感じ続けました。まだ5分ほどしか経っていないと思い時計を見ると、いつのまにか2時間も経っていました。さすがに足が固まってきたので、ゆっくり足をほどいて床の上に仰向けに寝転びました。
自分と周りの間に境界線が無くなり自然界と1つに溶け合っていて広がりを感じる感覚…
肉体が消え去り重力を感じない軽い空気のような感覚…
時間の経過が消え去り、過去も未来も消え去り、今ここしか存在していない感覚…
喜怒哀楽などの感情に揺れ動かない中庸の感覚…
自分の内側は思考が無い空っぽなのに、何かが欠けていて虚しいという感じではなく、寝ていても起きていてもいつも 愛 love と 光 light の 究極の 至福 bliss で満ち溢れている感覚…
いつでもどこでも何をしていても常にぬるま湯の温泉に浸かっているような、心地よい究極のリラックスの感覚…
いったい自分に何が起こったのだろうか?
これでいいんだ、という理由のない確かさは絶対的にあるのに、以前の緊張感が抜けない重さや苦痛を感じていた自分とはまるで真逆のような状態になったことが不思議でなりませんでした。しかも、たったの50分間の 瞑想 meditation で。
2001年に倒れてから約7年間、病気や体調の改善のために西洋東洋など世界中にあるさまざまな治療やヒーリングを受けたり学んだりしてきましたが、どれも悪くはなく必ず少しの改善はありましたが、なかなか体調は良くならなかったので、この大きな変化変容には本当に驚いたのでした。
その時はまだ 光明 enlightenment についても 瞑想 meditation についても詳しく調べたことがなかったので、無知な私はただ不思議な体験として受け止めていただけでした。
ただわかったことは、瞑想 meditation によって変化変容した究極にリラックスした至福のその不思議な感覚は、前回の記事で「臨死体験」について書きましたが、その体験で 魂 soul が肉体を離れていたあの 魂 soul のままの感覚と全く同じだったことでした。
この大きな変化変容の後すぐにわかったことは、
肉体 body(物質)は 魂 soul(エネルギー)が宿っている 家 house(物質)とか 車 car(物質)であり、
本来の自分とは 魂 soul だったんだ、
ということを悟ったのでした。
これまでの記事に書いた、幽体離脱の体験、臨死体験、光明 enlightenment の体験、なぜか約7年に1度大きな節目となるような不思議な体験をしてきましたが、どれも 魂 soul は本当に在るんだということに気づきなさいという強烈なメッセージが含まれているようなのです。
エゴ(欲・自我)ego と マインド(思考)mind が自然と消え去った
周り全体と1つであること(oneness)を体験した瞬間、
〈私 I〉という エゴ(欲・自我)ego が自然と消え去り、
〈私 I〉と〈他 other〉の間にあった自分の マインド(思考)mind によって作っていた 境界線 border line も同時に自然と消え去る、
ということがわかりました。
光明 enlightenment が起こるためには、自分の内側にある エゴ(欲・自我)ego と マインド(思考)mind を落とす必要があると言われていますが、光明 enlightenment が起こった後、エゴ(欲・自我)ego と マインド(思考)mind が自然と消え去っていたので、やはり、光明 enlightenment が起こりやすい状態に近づけるためには、瞑想 meditation などを通して エゴ(欲・自我)ego と マインド(思考)mind を落とすことを意識することは大切なことなんだな〜とわかりました。
この〈私 I〉という エゴ(欲・自我)ego がなく、〈私 I〉と〈他 other〉の間の 境界線 border line がない状態で、周り全てと一体である感覚は、狭い枠の中で窮屈に感じる苦しみや違和感がなくなり、籠の中から解放されて広大な空へ飛び立ったような自由を感じるものでした。
なんという解放感。
あの2007年、女神山で初めて起こった 光明 enlightenment の体験以後、今まで何年経ってもその状態のままで、それ以前の状態にはもう戻らないのです。
また、誰かと一緒にいるとほとんどの人たちが、
あなたと一緒にいると時間の感覚がなくなる、
あなたと一緒にいるとここがどこだかわからなくなる、
あなたのそばにいるとぬるま湯の温泉に浸かっているみたいでほんわかしてくる、
などなど、私が体験している状態と同じ状態を感じとる人たちもいるのです。
そんなふうに言われると、もともとオカルト的なことが苦手な私は、自分だけがその不思議な感覚を体験しているわけではないのだな〜と思いちょっと安心します。
風邪も感染しますが、どうやら、究極のリラックス状態も何もしなくても感染するようです(笑)。
自分の内側の状態が変わった後に、自分の外側の状態が変わる
この地球の状況は、いまだに戦争やさまざまな犯罪や自然環境汚染があったりして手放しで喜ぶことはできないというように、以前と何も変わっていないのですが、自分の内側の状態がこんなに大きく変化変容することで、これほどの 自由 freedom と 平和 peace を感じるものなのか、これほどの 至福 bliss で満たされるものなのか、と思います。
つまり、自分の外側の状態は、自分の内側の状態を変化変容させることには全く関係なかったんだ、ということがわかりました。
それは、外側の状態が良くても悪くても、自分の内側の状態を変化変容させることは自分次第だったのです。
幸せになるのも不幸になるのも要は自分次第なんだな〜ということがわかりました。
しかし、不思議なことに、自分の内側の状態に変化変容が起こった後から、自分の外側の状態に変化が起こり始めたのでした。
まず、苦しみの関係にあった人たちが自然と離れ去っていき、お互いに思いやり助け合い補完し合う優しい人たちとの出会いが次々と起こっていきました。
そうして人生が180度転換して生きやすくなったのです。
ということは、苦しみから離脱するためには、まず自分の内側の状態が先に変わらなければならなかった、ということになります。
まず最初に内側の状態に変化変容が起こり、
その次に外側の状態が変化していく。
ということは、これが私1人の人間に起こったということは、
もし、約80億人の地球人みんなの内側に変化変容(光明 enlightenment)が起こり、
みんなが本来の自分は 魂 soul であることを悟り、愛 love と 光 light の究極の 至福 bliss で満ち溢れ 自由 freedom と 平和 peace になったならば、
もしかすると、世界中にある争いなど戦争は地球から消え去るのではないだろうか…?
と思うのです。
来年2025年に第三次世界大戦が始まるかもしれない…という噂も出回っているようですが、
人間はみな、究極の 至福 bliss を感じて 平和 peace な状態で生きている時に、人を殺したいとは決して思わないそうです。
戦争を引き起こすかどうかは、政治家たちだけの選択で決まるのではなく、私たち一人一人の無意識による選択もとても大きく影響しているのです。
自分の外側の状態は、自分の内側の状態を映し出している鏡だから…
以前と比べて最近では、世界中で多くの人たちに 光明 enlightenment や oneness の体験が起こり、そのことをインターネットや本などの媒体を通して分かち合ってくれています。
勇気あるみなさんの発言に後押しされ、科学ではまだ解明されていませんが、これで大丈夫という理由のわからない確かさが湧き起こるので、私も勇気を出して 光明 enlightenment の体験や体験後の約20年間でわかったことをここで分かち合おうと思い書いてみました。
光明 enlightenment に関しては後にまた詳しく説明しますが、今回はこれでこの記事を締めくくります。
そして 光明 enlightenment が起こるきっかけとなってくれた蝉に感謝しています。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
बोधि bodhi ボーディ शून्य śūnya シューンニャ
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