オランダで考えた 教育のゴールとは?
ご覧いただき、ありがとうございます!
ナレータの井上陽子です。
私は2019年から約4年間、家族でオランダに住んでいました。オランダでの暮らしは、私にたくさんの学びを与えてくれました。
今日はその中でも、特に印象に残っている教育についての言葉を記します。
【テスト前に敢えて勉強をさせない?】
ある日、我が子が通っていたインターナショナルスクールのママ友から「オランダ人は、テスト前になると、敢えて子どもに勉強をさせないようにする人もいるらしい!」と聞きました。
テスト期間、何ならその前日こそ頑張り時でしょ!?と思っていた私はびっくりして理由を尋ねました。
理由は「オランダの教育の目的は、その子が自分に合ったコミュニティーにたどり着き、そこで自分に合った仲間と出会い、安心できる環境で、自分らしく力を発揮できるようになることだから。付け焼刃でたまたま実力以上の結果が出ても、その子の本当の幸せに繋がらないから。」というものでした。
オランダのテストは暗記したものを書くのではなく、自身の考えを記述するものが主なため、直前の詰め込みは意味がないのかもしれません。
それにしても、なんて子ども主体の考え方なんだろう!とびっくりしました。
【教育のゴールとは?】
また別の機会に、子どもの担任の先生が、「私たちの教育のゴールは、子どもが納得して自らの選択を重ね、その子に合ったコミュニティーで、その子らしく活躍できるようになること。そのために、教師と親が協力して、子どもの選択をサポートしましょう。」とお話をされていて、こちらもとても感銘を受けました。
私が知っているのはオランダのほんの一部分にしか過ぎず、これらの考え方が全てではありません。そして、オランダと日本では、教育システムも、社会の在り方も異なるので、一概にどちらが良いとは言えません。
ただ、これらの言葉は、子育てのみならず、私自身の生き方を考えるきっかけにもなりました。
・自分が納得した選択を重ねていく
・自分に合ったコミュニティーで良き仲間と出会う
・安心した環境で、自分らしく力を発揮していく
我が子にも、そして私自身も、心がけていきたいなと思っています。
今日も読んで下さり、ありがとうございました!