その先を見る
いつも、パーソナルやグループのセッションをしていて感じること。
それは、
「お客様は、今この時間このセッションが終わりスタジオの1歩外に出た時どんな気持ちで帰路につくのだろう」
ということ。
晴れ晴れした気持ちなのか
身体が変化し自信がついた気持ちか
これからの自分にワクワクする気持ちか
身体の新たな感覚を噛み締めながら微笑む気持ちか
身体はぐったりだけど気持ちはスッキリしてるのか
それとも、
ただ疲れただけか
本当に自分が変われるのか不安が解消されずどんよりしてるのか
なんかイマイチだったと感じているか
何も感じていないか
私自身がパーソナルやレッスンを受けた後は、
新たな身体の感覚にニヤニヤしてしまったり
自分の身体が変わる予感にワクワクしたり
自分に自信が持てたりする。
でも、今まで自分自身も色々なレッスンやパーソナルを受けてきて、こういった気持ちにならなかったものも沢山ある。
この違いはなんなのか。
明確にこれ!と言うものは正直まだわからない。
というのも、その要因は1つだけではないのだと思う。
ただ、一つ言えるのは
身体の感覚が変わった!
と思うことがその要因の大部分を占めている気がする。
その感覚とは
ただ単に筋肉疲労ではなく、
自然とお腹に力が入る
緊張が抜けて肩周りが軽い
呼吸がしやすい
足の裏で地面を踏む感じがある
歩くたびに内ももを使える感覚がある
足が軽い
身体の中から温かい
そんな感覚を感じられるかどうか。
ポイントは、
自然とそのポジションにを取ることができる
そこにいることができる
ということ。
“あ、ここか。私の居場所は”
と感じることができるポジション。
そして、そこにトレーナーとのコミュニケーション、対話、信頼関係、スタジオの雰囲気、ホスピタリティがプラスされお客様にとって他にはないトレーニング、スタジオとなる気がする。
お客様が、一歩スタジオの外に出たその時に何を感じるか。
どう過ごせるか。
どんな自分で生活できてるか。
たった一回1時間のセッションでも
その感覚を引き出すことで、その1時間の影響が何時間にも波及するような、一度その感覚を忘れてしまっても戻る場所がわかる、そんなセッションを目指したい。