【舞台観劇】観劇前の腹ごしらえ
3月は繁忙期だった割にはたくさん演劇を見に行けたと思う。
4作品見た。
「愛称⇆蔑称」@六行会ホール
「N/KOSMOS-コスモス」@シアターイースト
「けもののおとこ」@紀伊國屋ホール
「うねり」@ヒューリックホール
少し時間が経ってしまって、作品の感想を書けるほどに記憶がクリアではなくて、今日は観劇前のふとした出来事の話をしようと思う。
「けもののおとこ」を見た日は、公演前に新宿にあるサラダ専門店に行こうと決めていた。
しかし、電車が遅延してしまい、お店は会場と反対出口のため時間がなさそうで断念。
何も食べずに会場に向かおうと東口から紀伊國屋ホールを目指して歩いていたが、ファストフードなら間に合うかもしれないな、と駅前のサブウェイに吸い込まれていった。
サブウェイはあまり来ることがない。
三年に一度くらい。
注文方法があれこれ難しいことは承知しているが、店員さんはこちらが返答に迷っていると「おすすめは◯◯です」と助け舟を出してくれるので、おすすめの通りに選んでいけば困ることはない。
ただ、オリーブを多めに入れてください、は自分の意思で組み入れることができた。
オリーブとかセロリとか茗荷とか、香りの良い野菜は好きである。
商品を受け取って席に座る。
そんなに広くない店内だが、勉強や仕事をする人はおらず、食べ終わったらすぐに退店するため回転率は良くそこまで混み合っていない。
ほとんどが一人客で、各々が食べることに集中している。両手で包み込んだバーガーに齧り付くさまは、生まれたての雛を慈しんでいるようにも見えた。
私が注文したのはたまごのサンドイッチ。
野菜がたっぷり入っていて、こぼれないように背中を丸めて口を近づけ、そっと齧り付く。
いま私の手の中にも生まれたての雛がいるなあと思った。