【突然交通事故にあった長男の闘病日記】5月10日(火) 47日目: 主治医
今日は長男の主治医のオフィッスへ。
アメリカでは医師の他、Nurse Practitioner (医師のように、一定レベルの診察や治療を行うことができる上級看護師)が主治医として患者を診ることができる。
私の主治医の名前はNancy, Nurse Practitioner として私を20年診ていてくれている。
長男も同じ診療所に通っているが、主治医は特に決まっていなかった。
今回、Nancy が長男の主治医になった。
長男が入院中に私たち家族を心配してNancyが電話をかけてきてくれていた。
長男の心配はもちろん、私たちが看病疲れしていないか、心配していた。
Nancy は元軍医で、沖縄のアメリカ軍基地でも働いていたらしい。
なので、日本人の私に対してとても理解がある。
今日の予約は午後3時。
Nancy も忙しいのか、診察が始まったのが3時40分くらいだった。
長男は待ちくたびれたのか、
「疲れた...。まだ?」
と愚痴を言い始めた。
Nancy は、病院から送られてきた長男のカルテを見ていたが、処方されてる薬など不足してる情報を夫が渡していた。
今回、Nancy にお願いしたことは、理学療法士のセラピーへ通うための紹介状の作成依頼だ。
アメリカは保険の種類、プランによって受けられるサービスが違ってくる。
理学療法士のセラピーに通うには、主治医からのreferral(紹介状)が必要になってくる。
そのため、Nancyに紹介状を作ってもらった。
来週、顎ワイヤーと胃ろうのPEGが外れる予定なので、2週間後にNancyに再度診察してもらうことになった。
3か月後の脳神経科医の診察までに、Eye Doctor 、ENT(Ear, Nose & Throat) Doctor、などに診てもらう必要がある。
予約を取るだけでも大変だし、通院するのも大変だ。
退院したといっても、やることが多い。
長男の薬を正確に投与、胃ろうで栄養補給、気管切開や胃ろうのガーゼ交換、など。
この夏は日本でのんびりという計画は頓挫したが、長男のケアも人生経験の一つとして楽しんでやっていこうと思う。