【突然交通事故にあった長男の闘病日記】5月3日(火) 40日目: Rehabilitation Center 15日目
今日はリハビリ施設からの退院の日。
夫と一緒に施設へ。朝9:30に着く。
売店で長男リクエストのオレンジジュースを買って病室へ。
帰る気満々の長男。
着替えなどを袋に入れ、荷造りは完了。
後は、看護師と医師を待って説明を聞くだけだった。
長男が胃ろうをするのに栄養剤(TWOCAL® HN)を大き目のsyringe(注射器)を使って入れるのを嫌がっていたので、家で電気式のポンプを使うことになっていた。
この電気式のポンプを使うと、栄養剤がゆっくりと胃の中に入っていくので、痛みも少ない。
しかし、時間がかかる。
1日に栄養剤を4本使う必要があるので、一日中電気式ポンプが稼働してることになる。
まだ、電気式ポンプを借りるには時間がかかり手続きも面倒ということが分かった。
長男を説得して、大き目のsyringe(注射器)を使って胃ろうすることにした。
再度、看護師にsyringe(注射器)を使った胃ろうの方法を教えてもらう。
まずは、水を入れてフラッシュする。
その後に栄養剤を入れる。途中、水を足す。
栄養剤が全て無くなったら、再度水を入れてフラッシュする。
水→栄養剤→水 または 水→砕いて水で溶かした薬→水
水で始まって、水で終わる、これが胃ろうの方法らしい。
また、胃ろうのチューブを付ける際に、バルーン用に切開した箇所が膿んでいるので、その箇所をキレイにする方法と、胃ろうチューブの周辺を清潔に保つ方法などを教えてもらった。
これで家に帰ってもOK。
と、ここで。
担当医師から、今日 trach(気管切開)のチューブを外すので、様子見のためもう一泊入院を延期する、と説明があった。
長男のテンションは一気に下降。
ぶつぶつ文句を言い始めた。
いや、医師の前では分かったふりをしていたが、医師のいないところでは
「きっと明日になって、また退院を延期、の繰り返しだよ。 あ゛~」
と文句を垂れていた。
こちらとしては、trach が外れて万歳!だし、その様子見のためにもう一泊延長はウエルカムである。
ということで、看護師に trach を外してもらった。
trach を外す、とは、単に track のチューブをそのまま引っ張ると外れ、穴の開いた箇所に上からガーゼで押さえテープをしておしまい、だった。
どうも trach で空いた穴は自然にくっつくらしい。
これで、ひとつ面倒なことは完了した。
残りは、顎ワイヤーと胃ろう。
で、最後に抜けた歯の治療。
明日の退院、きっと長男は首を長くして待っているだろう。