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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】4月27日(水) 34日目: Rehabilitation Center 9日目

今日はリハビリ施設訪問の日。
夫の仕事は午前中に終わるので、その後に寄ってくれた。
私は家で雑用。

朝から、喉のX線、眼科医の健診があり、予定されていたレクリエーション療法には参加できなかったらしい。
残念だ。

飲み込みの検査では、少量の水分の飲み込みはOKだったらしいが、多めの水分は飲み込めずに戻してしまったらしい。
詳しくは造影をして確認するらしい。

その後、理学療法士との訓練。
夫も一緒にジムに行って見学。
トレッドミルでの歩行の訓練では、疲れたのか途中でやめたらしい。

毎日ジムに通い、パーソナルトレーナーの資格も取っていた筋肉ムキムキだった息子が疲れるとは…。
それほど、今回の事故と入院生活は人間の筋力を奪ったんだと実感する。

夫が、
「おばあちゃん 覚えてる?」
と聞くと、
「No」

「あっちゃんは?」
「No」

「ボクは誰か分かる?」
「No」

本当か? きっと入院生活が長いので、まともに質問に答えてない気がする。

心配になって夕方、長男の携帯に電話をしてみた。

「もしもし、誰か分かる?」
「お母さん」

なんだ、分かってるじゃん。

「お父さんに電話かわるよ」
「モシモシ、ワタシハ ダレデスカ?」
と夫。

夫と話し始める。
電話の向こうの長男の声は疲れてるのか弱弱しかった。

「明日は行けないけど、金曜日にお父さんと一緒にリハビリ施設に行くからね。その時に洗濯した服も持っていくから。
退院は来週の火曜の予定よ。」

「火曜日....」

これまで、
「家に帰りたい。ピックアップして。」
と言っていたのが、今は退院日を指折り数えてるようだ。

毎日、記憶と意識が戻ってきているのが分かる。
リハビリの効果が出ている。

明日はリハビリ施設に訪問できない日。
なので、愛犬Buzzをグルーミングに連れていくことにした。
キレイにして長男を迎えさせよう。

金曜日の夕方からは愛犬Buzzのトレーニングが始まる。
夫がドッグトレーナーにお願いし、Buzzを長男のセラピードッグとして訓練させるらしい。

長男が家に戻るカウントダウンが始まった。

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