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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】5月8日(日) 45日目: Happy Mother's Day

今日は母の日。

まさか、長男が生きて、また自宅に戻って一緒に祝ってもらえるとは思ってもみなかった。

朝、6時の薬の時間に長男の部屋に行く。
胃ろうで投薬。

長男から
「母の日 おめでとう」
と言われた。

そのまま、長男は睡眠。

すると8時頃に私の携帯に着信。
「一回目のfeeding をして」

朝の薬と TWOCAL® HN を胃ろうで長男に与える。

キッチンカウンターには、いつものようにバラの花束、GODIVAのチョコ、母の日カードが置いてあった。
これも我が家の定番だ。

カードには家族全員のサイン。もちろん長男のサインも書いてあった。

昨晩は夜11時過ぎから、長男と次男は一緒にボクシングの試合をみていたらしい。
一人でいるより家族の誰かがいると長男も意欲が沸くのだろう。
深夜1時半まで観戦したと言っていた。

しかし残念なことに次男は今日大学の寮に戻る。
次に次男が家に戻るのは寮がcloseする18日だ。

私の運転で次男を寮まで連れていった。
道中、次男に長男の病院での出来事を話す。

入院中に、眼科医から長男は失明する、と言われていたこと。
脳のダメージがありthinkingに難がでるかも、などと言われていたこと。

しかし、今の長男は両目は以前と同様に見えてるし、記憶も会話も計算も目立った障害は見当たらない。

MRIやCTでの画像だけでは症状などの正しい判断はできない良い例だと思う、と次男と話した。

次男は無口でおとなしいタイプで感情を外に出さないタイプだ。
家に戻ってきた長男に対しても、退院おめでとう、ということもなく普通に接していた。
もしかすると、その方が逆に長男に対しては良いのかもしれない。

さて、あと一週間で長男の顎のワイヤーが外れる。
私たちの食事を横目に見て
「いいなぁ」
という長男に
「顎のワイヤーと胃ろうのチューブが外れたら、何でも好きなもの食べていいからね!」
と言ってある。

一番食べたいものは、ラーメン、お寿司らしい。
20年以上アメリカに住んでいるが、やはり長男は日本人だった。

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