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6. これまでのキャリア⑤

おぜきです。これまでのキャリア振り返り第5弾です。
バックナンバーはこちらです。

40代になってからの、管理職での転職ということで、またコンサルタント職に戻ってのお仕事です。新たな旅立ちでも書きましたが、IIJでのキャリアを詳しくお話しします。

インターネットイニシアティブ


JBSにいる時に今後のキャリア目標を立てましたが、JBSではそこに辿り着くことは無いだろうなと思っていた時に、インターネットイニシアティブ(以下IIJ)が声をかけてくれて、ストラテジックITアウトソーシング(以下SIO)というコンセプトを進めるために、それを作り上げるコンサルティング部の一員として入社しました。
ちょうどコロナ真っ盛りで転職市場がめちゃ冷え込んでいて、自分が望むポジションがなかなか無かったというか、情シス経験が無いので最終で経験者と比較されて落とされるということを繰り返した後、IIJが一番熱心に誘ってくれた、ということでもありました。

ストラテジックITアウトソーシング(SIO)

このサービスは、こちらの記事でこのサービスのオーナーである本部長の中さんが仰っているように、コンサルティング部門が上流でお客様をグリップし、IIJのサービス、SI、アウトソーシング、を総合的に提供するというモデルとなっています。

自分が目標としたCIOのキャリアを進めるために、CIO向けのサービスであるSIOは必要なピースでした。いわゆる企業にとっての守りのITを極めることにつながるかなと。

私がSIOに共感したのは、インフラはコモディティ化しているし、空前絶後の人材不足であること、そしてIIJだからこそサービスという形で標準化して提供すること。これは企業の情シスにとって大きな課題の解決手法であると思った為です。

IIJの強みとSIOに取り組む理由

IIJの強みは、サービスベンダーとSIerの顔を持つこと、また実はコンサルティング部門が割安で大手やコンサルに負けないソリューショが提供出来ること、なのでコンサルから運用まで一気通貫で対応ができること。特にネットワークやセキュリティ周り。

IIJのサービスを適切に活用することで、標準化され人を張るよりはるかにコストパフォーマンスが良い形で顧客は最大限価値を享受ができるようになります。ここに、アクセンチュアではなくIIJが取り組む理由があります。

市場としては大手ベンダーが徐々にメガサイズの顧客に集中していこうとしている中で、IIJはお客様と真摯に向き合うことで、SIOのコンセプトに共感してもらえる顧客を少しずつ増やしてきていました。

情シス向けの業務やサービス仕様は、まだトライアンドエラーで進めている部分もありましたが、これまでのサービス経験から置いていけるだけのナレッジを置いていったので、良い形に昇華してもらえることを願っています。

IIJでやったこと


私がIIJにいた短い期間でやったことは以下でした。

  1. SIOのサービス仕様の詳細検討、それを実現するツールの検討

    企業のITに提供する業務やサービスを改めて整理し、必要なものから提供出来るよう、標準化し仕様を整えることを進めました。特に課金やポイントの考え方を重点的に。
    また、JBSでのServiceNOWを活用した品質強化と効率化の経験から、やはりツールを徹底活用しないといけないということで、ツールの選定や要件の整理を行いました。定型的な仕事は人間にやらせちゃダメなんだよな、、、と心から思っています。

  2. 運用改善支援

    あるお客様の運用改善を進めました。IIJのアウトソーシング体制の改善ということで、改めてITサービスマネジメントプロセスを整備したり、運営したり。
    やっぱり、人、プロセス、ツールの要素のバランスが取れていないとうまくできない、ということを実感しましたし、これを関係者に説いて回りました。

  3. 業務改善研修セットの企画

    ちょっと面白いところでは、ITプレナーズの研修メニューを使って研修セットとしてお客様とIIJメンバーが一緒に業務改善のための研修を受けるというのを企画し、プロデュースしました。
    これは、お客様と共同でチームビルディングをすることと、お客様と同じ言語で同じ手法を学んで業務改善していくこと、自分のチームのメンバーがサービスのあるべき姿を理解する、という3つポイントを狙ったものでした。

    以下が企画内容です。

あとは、途中からは課長として若手を預かることもあったので、彼らと一緒に仕事をしつつある程度任せて育てていく、ということも並行してやっていました。

突然の転機

そうした日々を過ごしている中で、今の会社からのお誘いがありました。
IIJでの日々は、楽しく充実したものではありましたが、これまで培ってきたスキルを使って出来ることをやっているという感じがあり、そして自分が目指しているところには到達しないのではないかと少し危機感を抱き始めた頃でもありました。
そして、40代半ばであることを意識した時、活躍できる残りの時間は少ないのではないかと思い始めたのと同時でした。

つづく。

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