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子どものことを可愛いと思えなかった私が伝えたいこと

我が子のことを本当に可愛いと思えるようになったのは
長男ツー太が小学生になってからでした。

それまで子育ては私にとってはすごくつらいものでした。

仕事がつらくて、そこから逃げるように妊娠。

妊娠後もつわりがひどくて生きた心地がせず。

つわりが治まったと思ったら、お腹が苦しくて動けない。

ようやく出産して楽になれるかと思ったら
寝ぐずりが酷くてなかなか寝ない長男を前に、
イライラする日々。

寝ぐずりが収まったと思ったら、イヤイヤ期。

職場復帰したら会社にいる時間は
ある程度自由に行動できたけれど、
急いで仕事を切り上げて、保育園に迎えに行き、
夕飯作って、お風呂に入れて。

自分の時間がわずかにあっても、
常に
「いまのうちに◯◯して」
「帰ったら△△して」
とやらなきゃいけないことで頭がいっぱいで、
その時間を楽しむなんて余裕はありませんでした。

今でもよく覚えているのが、息子の保育園の保護者会で

「私、自分の子が心から可愛いと思うかわからないんです。
自分で産んだから責任を持って育てます。
でも、この子が自分の子だから可愛いのか、
一緒の時間を多く過ごしているから可愛いのか、分からないんです」

と言ったこと。

いま振り返ると、私は自分本位で、幼い母だったと思います。
そして気持ちの余裕がなかった。

結局、仕事と子育てと家のことができずに退職。
専業主婦になりました。

その頃からかな。
ようやく息子のことが可愛いと思えるようになったのは。


いま振り返ってみると、
当時の私が追い詰められたのは、

子育ても家事も「わたし一人で頑張らなきゃ」
「ちゃんと全部やらなきゃ」ってホンキで思ってて、
誰かを頼る、相談するってことができなかったから。

私は社内で二人目の育児休暇所得者だったこともあって、
ロールモデルになる先輩もいなければ、
一緒に働く上司も同僚もみな、
私の扱いに困っているのが伝わってきて、
どうやって子どもを育てたらいいのか、
本当に分からなかったのを今でもよく覚えてます。

これは約20年くらい前の話だから、
だいぶ社会の状態も変わったとは思うし、
子どもの年齢がいくつであっても、これだけは言いたい。


自分に余裕がないと子どものこと、可愛いって思えない。
だからまず自分への愛。
自分の時間と体調が最優先。
そのためには堂々と誰かを頼っていい。

ってこと。

心に余裕があれば我が子にも優しくできます。

だから子どものために自分を労りましょうね。



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しいはしさくら | ライフコーチ
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