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タトゥー診察 (1分小説)

「今日は、どうしました?」

「先生、

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が、

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んです」

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さん。まだ未成年だけど、以前はたしか

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で入院していたよね」

「ええ。今回は、パーティーの最中に、

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で、異臭。

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になって、

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に、おちいり、怪我をしてしまったんです」

「異臭?どうせみんなで、

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でも吸っていたんだろ?」

「まさか。見たこともありませんよ。

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も、ちゃんとそばにいました」

「保護者?たしか、

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って、言ってなかったっけ?」

「ええ。父ではなく、そばにいたのは母です」

「ああ、あの、

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な、お母さんのことか。
・・・うわっ、これは確かにひどい怪我だ。刺さっているじゃないか」


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「先生、

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して、跡に残るのは嫌なので、きれいに抜いてください」

「わかったよ。

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けれど、あいにく、今、麻酔が切れているんだ」

「そんなっ!先生、お願いしますよ!クギと、

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覚悟はできています!」

「大袈裟だな。抜く間、これでも見て、気をまぎらわせておいてくれ」



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「先生、やっぱり

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です!!」

「そうか。こういう時は、思いきった

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がいるな。今回は、診察代

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でいいから、このまま

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ください」

「ひどい。さっき、絶対諦めないって言ったじゃないですか」



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「悪いが無理だ。麻酔が手に入るまで、こっちは手品しかないんだ。・・・では、次、

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さん、お入りください」   

 

  

 

※Googleより画像転用

 

 






 

     

 


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