大学職員日記-5- 就職活動を頑張る学生さんへ(番外編)
こんにちは。日夜です。あっという間に6月も中旬ですね。
大学職員日記5の番外編です。私の、就活生時代のお話。
教職と、就活と
私の就職活動について。
そもそも、私は大学に入った時から教員になることも視野にいれていたため、教職課程を取っていました。
人より履修しなければならない授業は多かったけれど、教育に関する勉強は面白かったし、先生にならなかったとしても教育関係のお仕事をしたいなあくらいの気持ちで勉強を続けていました。
3年生の夏になって、いよいよ進路のことを考えたとき、はじめて「私は何になりたいのだろう」と真剣に考えることになります。
就職活動って何をすれば始まった、となるのかわかりませんが、大学3年生の私はなんとなく教育関係の仕事をしたいなという気持ちだけで「教員になりたい!」という気持ちが固まるわけでもなく、でも「これをしたい!」というものもないまま、手当たり次第に知っている企業のインターンシップに応募し、行き始めました。
迷ったら両方、という選択肢
先輩から「教員を目指すことと就職活動を両立することは難しい」という話も聞いていたし、教職関係のガイダンスでは実習期間と就活が被ることについて説明も受けていたし、実際に私の実習期間と就活は同じ時期に行うことになりました。
どちらかを選ばねば、と思っていた私は勇気を出して当時指導していただいていた先生に相談しました。
「一般企業で働きたい気持ちがあります。教員を目指したい気持ちもあります。でも進路をきめる際に(活動を)両立はできないと聞いて、選ぼうと思っているのですが、決められません」
教員養成の分野や教育界で有名な先生だったので、教員を目指さないなんて言ったら怒られるかもしれない、と思っていた私に先生は意外な言葉を返してくださいました。
「就活をしてもいいと思うけど、実習は行きなさい。実習に行ってみて、実際に生徒と勉強をして、選んだらいい。教員になりたいと思ったら、卒業後1年浪人して採用試験を受けてもいい。経済的な事情が問題ないのであれば大学院に進学してもいい。両方やってみたらいい。実習に行って考えなさい」
そんな先生の言葉を頂いて、私は就活と実習、両方をやることに決めました。
就職センターの職員さんにこのことを報告した時にもありがたい応援の言葉を頂きました。
「じゃあ、実習に行くときは教員を目指す学生として本気でやって、就職活動の時は本気で就活しなさい。中途半端にだけは、絶対にやらないこと」
正直、教職と就活を両立させるのはとても大変だったのでお勧めはしません。
教員にならないと決めているのであれば、教職課程はやめていいと思うし、中途半端な気持ちで取り組むのは生徒にも、そして就職活動で門戸を開けてくれている企業にも失礼だと思います。
でも、どうしても選べないのなら。
両方やる、という選択肢もあると思うのです。
悩んだら最後は、楽しそうな方を選ぶ
受験だったら、偏差値や日程である程度受けられる学校も、学部も絞れたでしょう。もしかしたら進路指導の先生や予備校のスタッフの方が「この日はここ受けてみたら?」なんて進めてくれて、縁あって入学することもあるかもしれません。
でも、就職活動はそうは誰も決めてはくれません。
悩んだら、最後は楽しそうな方を選んでみてください。
社会人になったら時間がなくなる、つらいことも増える、なんて聞いていたけれど、私は社会人になってとても楽しいです。
ワクワク、ドキドキ、つらいことがあっても楽しく思える社会人生活になるよう、一日一日を大切にしてください。
応援しています。