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【創作大賞感想】初めて読むファンタジー小説が、¬ PERFECT Worldだった

波さん、やっと読みに来れたよー!
遅くなってごめんなさい!

というわけで、波さんの作品『¬ PERFECT World』の感想です。

大戦争の末の環境破壊によって、
陸地の大部分を砂漠で覆われた世界。
過酷な環境の中、放棄された科学技術の力で
人間を強化する事に成功した研究者がいた。
その“進化した人類”に付けられた名は
『パーフェクト』

研究所の襲撃から生き延びたルーシアは
世界を転々としていたが、
ある村で出会った少年に、
ふと想い人を重ねる。
少年とその仲間達との交流は心地よく、
ルーシアは次第に少年と心を通わせ、
居心地のいい日々を送っていた。

そんな平和な村に突然、
凄惨な事件が起こる。
居心地の良かった世界は壊れ始め、
ルーシアと少年達、
それぞれの時間が進み始める。

パーフェクトは本当に完全な人類なのか
“進化”をしても人類ヒトは人なのか

¬ PERFECT World 1話より あらすじ

小説を書いたことのない私にとって、これを波さんが考え抜いて書いたことがもうすごくて、尊敬する!と思いました。
何でも、学生時代から構想があったとか。
何年も経て、このタイミングで読めることに感謝です。
ご縁を感じます。

作中の描写から、不思議と景色が見えるのです。
何といったらいいのだろう、絵が思い浮かぶ。
おかげで、作品の世界観にすんなり入れます。
波さん、描写がお上手!

主な登場人物が、パーフェクトですら人間臭く感じて、愛おしい。
自らの境遇や思いに苦しみながらも、成長していく様を見られます。

細かな設定を抜きにしても、1話を読み直してからすぐ、あっという間に読めてしまいました。
(なら、早く読みなさいよ、私)

私、普段ファンタジー小説って読まないのです。
でも、この作品はスルスルと読めてしまいました。

ラスト、ネタバレになるかもしれないけど、ルーシアにとってホント、良かったよ…(ネタバレを極力避けて伝えようとしてる)
最終話の第8話を読んだら、もう一度第1話に戻りましょう。

ネタバレせずに感想書くの、めちゃくちゃ難しいけど、本当に面白いので是非読んでみてほしいです。

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