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【言葉の優先度】正しさ?それとも、伝えたい気持ち?

こんにちは!ひまわりです🌻

8月が始まりましたね!
連日暑い日が続いていますが、今日は少しだけ雨も降り、束の間のクールダウン♪


さて、今日は、オンラインサロンで投稿された「正しい日本語」について考えたメモを読んで、またまた蘇った留学時代のちょっとした体験を書こうと思います✩*.゚


その投稿には

コミュニケーションは全て、相手ありき。
言葉とは、他者理解だと思う。

と、ありました。(一部抜粋)

この投稿を読んだ時、「そういえば去年の夏、noteにこんなこと書いたな〜」って思い出しました↓


言葉の正しさよりも、相手に伝えたいことがどれだけちゃんと伝わるか

日本語はもちろんだけれど、外国語で話したり書いたりする場合は特に大事にしたいことだなぁと、個人的に思っています。


大学卒業後の留学時期が数ヶ月だけ、母校の後輩Fくんの留学時期と重なった時のこと。

料理上手のFくんは時々ご飯を作ってくれたり、寮内を移動する際に階段の昇り降りを介助してくれたり…。ちょいちょいサポートしてもらいました。

語学学校が休みだったある日、私の部屋にきたFくん。休みの日のわりと早い時間から珍しい〜と思っていると、

Fくん「実は頼みたいことがあるんだよね」

わたし「なぁに?」

Fくん「この前、一緒にご飯食べた子に手紙書いてほしい。もうすぐ帰国しちゃうから」

わたし「えっ!?私が書くの?自分で書いたほうがいいと思うよ?」

Fくん「だって俺、韓国語も英語も分かんないもん。ロシア語だって自信ないし。だから、お願い!」

とのこと。
このやり取りの後、何度か「自分で書いたほうがいいって〜」と言ってみたものの、ダメで…。(押しに勝てなかった…汗)

日頃手助けしてもらってるお返しと思うことにしよう!と、その時は結局私が折れました。

でも今にして思うと、何語で手紙を書くにしても、仮に文法が正しくなくても、正しい単語が分からなくても、想いがこもってさえいれば、相手には伝わる!!
ということが、実体験を通してみて、よく分かります。

何かきちんと根拠を示して話ができればよかったのですが、当時はそこまで頭が回らず無理でした。


日本語の下書きメモとかあるのかな?と思ったら、何もなくフリーズしてる私に向かって、Fくんがこれまた衝撃の一言を…!!

「俺が今から喋ることを書いてくれる?」

・・・・・・(-_-;)

下書きくらいしてきてよーー!!!!!

と、内心ブチ切れそうになったのは、ここだけの話(笑)


Fくんが喋った内容を一度そのままメモに書き、そのメモをロシア語に訳しながら便箋に書くという作業を黙々と2時間程度。

「最後の確認もひまわりさんがOKなら、それでいいよ!」

って……

引き受けた時点で分かってたけど…
私…責任重大∑(๑ºдº๑)!!

ちょっぴりラブレター的内容の部分もあって…
それを私に喋れる彼の勇気に感心してしまいました。彼から聞いた言葉を文章に書き起こしていた私のほうが、なんだか照れてしまう(〃▽〃)ポッ


自分ではない“誰か”の想いを
日本語とは別の言語にのせて、また他の“誰か”に伝える

これ、日本語でさえ難しいのに、母国語じゃなかったら尚更難しいですよね。しかも、伝えるのは自分の想いじゃないから、これで本当に伝わるかな?っていうことをめちゃくちゃしっかり考えないといけない。

私のロシア語力がこんなところで試されるとは…!?


この体験での気づきは、次の3つです。

①自分の価値観は全然受け入れられない場合もある

②説得する時は相手の気持ちと状況を考えたうえで、何故そうしたほうがいいのかという根拠をしっかり示す

③伝わる言葉で想いを言語化することの難しさ


手紙を書くだけで、こんなに疲れ果てたのは初めてでした…(笑)

無事に手紙を渡せたと報告を受けて、一安心。私の拙いロシア語を通じて、Fくんの想いが伝わったのか、その後のことは、残念ながら分からずじまいでした。

とはいえ、最初は、なんていう頼み事を…!と思ったものの、結果的には私にとってもよい学びになりました!


言葉選び=相手を想う時間

なんだと思う(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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