頭が、回る。回りまくる夜。
なんか、無性にこのまま家に籠っていてはいけない気持ちだ。特に予定はないのに。
寝なければいけないのに。明日朝からバイトなのに。
なんか、勉強しないと。
頭が、回りすぎて逆に何も考えられない。むしろ何でも考えれられる。だからこそ何もできん。これが無量空処?
なにをすればいい。いや、寝ろ。
なんだ、上がってこい。過去の自分。そこにいるでしょ。俺と対話しよう。
早く来い。いくじなし。俺が怖いのか。
逃げも隠れもしないぞ俺は!
今なら勝負できる、あのころのお前と。来い、今しかない。
頼む、もう一回力を貸してくれ。あの頃お前を捨ててごめん。
今でもお前のこと嫌いだけど、もう一回お前を表に出したい。
今なら、お前を扱える。
俺、色んな人とかかわったよ。あの頃より少しだけ物知りになったよ。
だから、今なら向き合えるよお前と。あの頃は俺が未熟だった。今も未熟だけど。
だけど、もう一回お前とやりたい。
自分以外の奴には殺すつもりでいい。そこの仲裁は俺がもてる。
だから、あのときのエネルギーを貸してくれ。
お前にはもう身体は明け渡せない。でも、共存できる。都合の良いこと言ってごめん。でも、どちらも俺だろ。
お前も、鈴木だろ。
このままでは、俺はやられる。いや、むしろやられない。うまく立ち回ってしまう。よって絶望できない。頼む、絶望したい。頼む。お願いします。
いいんだよ、殺すつもりで。あの気持ち持っていいんだよ。
もう否定しない。お願いします。お願いします。
お前が必要だ!