漫画みたいな毎日「流れるまんま 流されたら そろそろ抗おうか?」
タイトル長くてスミマセン。
タイトルは、スピッツの新曲「美しい鰭」の歌詞の一部抜粋である。
昨日、TVにスピッツが出演した。スピッツは殆どTVというものに出演しないので、とても珍しい。放映される時間帯が、ちょうど夕飯や子どもたちが寝る準備の為に慌ただしい時なので、録画する。二男がテキパキと録画予約してくれた。ええ子や・・・。
更に、TVが始まる時刻ジャストに、ららみぃたんたんから、「今日のCDTV、スピッツが出ますね」とお知らせをいただいた。う、嬉しい。何がって、自分の推しでもないのに、こうしてお知らせしてくれる。流石、紹介師!自分の推し以外にも、心を開いてくれる。それが「紹介師・ららみぃたん」なのである。
子どもたちが起床してくる前、時計はまだ6時を回っていない頃に布団から抜け出て、TVの前に体育座り。何故。最初は正座してしまった。何故。
ただの録画、ただのTV、生のスピッツではないのに、勝手に緊張する。
未だに、ライブに行けば、なんとなく緊張するし、「永遠に終わらなければいいのに!」と真剣に願う。しかし、終わりがあるから佳き、ということも重々承知である。
とりあえず、観よう。
はい、体育座り。
体育座りって日本だけのものだろうか。こんどAOIROさんに訪ねてみよう・・・。
さて、スピッツ。
〈美しい鰭〉のイントロの最初はドラムス。
ライブでは、どんな感じで入ってくるんだろう?と曲を聞いて想像していた。この入りって、バンドとしても緊張する入り方ではないのだろうか?
うん、こういう感じで来たか!
TVの画面に草野マサムネ氏の顔が映された瞬間・・・・
か、顔、強張ってますよ・・・草野さん・・・
キュン死である。
30年以上、バンド活動をしているスピッツ。しかし、ライブ前にはいつも緊張するという。
「TVってカメラがたくさんあって何処を見ていいかわからない」
そんなことを言っていたのを読んだことがある。
カメラ目線など、こっ恥ずかしくて、とてもやってられんわ、て感じなのだろう。一切カメラに目線を配らない。
キュン死である。
そんなところが、私の心臓を鷲掴みにする。
彼らは、
「自分たちが今も音楽活動を続けられているのは、ラッキーだったから。」とよく言っている。
音楽が続けられるのは、あたりまえではない、と。
しかし、それは、メンバー全員の努力があってのこと、そして、その姿に引き寄せられたご縁があったのだと思う。
スピッツのちっとも偉そうではないところ、そんなところにも惹かれる。
でも、スピッツは、どんなときも、スピッツでしかないと感じさせてくれる。
今、私には、ひとつ抗おうと思っていることがある。
その流れはもう、止められないと半分、いや、九割以上、諦めていたこと。
でも、もう流れるまんま、流されたから、ちょっと抗おうと決めたのだ。
私の鰭が美しいかどうかは、わからないけれど、
自分でいられるように、私は抗うのだ。
ちょっと刀抜きます。
朝から体育座りをし、背筋を伸ばし、画面を眺めながら、
スピッツに心臓を鷲掴みにされて、キュン死寸前の中、そんな決意を新たにした朝だった。
・・・スピッツのことを書ける幸せ。
noteに感謝。読んでくださる方に、心からの感謝を。