学校に行かないという選択。「幼稚園に行かない選択をした2年間。追記。」
学校にいかないという選択。「幼稚園に行かない選択をした2年間。前後編。」はこちら。
「幼稚園に行かない選択をした2年間。追記。」
前後編に組み込めなかったこと、この記事を書き上げてから感じたこと、起きたことを追記として残しておきたいと思います。
今回、2年という間に、通おうと思える他の幼稚園がないか調べたり、自分で幼稚園を立ち上げることまで考えたり、様々な選択肢を検討してきました。でも、末娘の望む場は、選んだ場は、赤ちゃんの時から、ずっと兄たちと通ってきた幼稚園でした。
何処へ行っても、自分と同じ価値観の人で溢れている、ということは有り得ません。
そうであったなら、それはそれでなんだかおかしなことになると思います。
ただ違うだけ
それを認めあう、というか、認める認めない以前に、誰しもただ在るだけ。
そこに認める、認めないというジャッジさえも不要なのだと思っています。
今現在も、園のスタッフは、親と子どもの育ちをサポートし続け、希望と喜びを見出し幼稚園に通い続けている方も多数います。幼稚園を卒園してもなお、この幼稚園を愛する方々も沢山います。これからこの幼稚園を選ぼうと思う方もいるでしょう。
その方たちの気持ちや、思い出を傷つけることもあるかもしれない。
私の主観だけで、この事柄を書くか迷いました。
書いてから尚、本当に良かったのか?と迷う部分も無いわけではありませんでした。
しかし、やっぱりこうして書くことができて、良かったと思う出来事がありました。
長男同士が同級生で、一緒に幼稚園に通った仲間が、この春から札幌を離れるとの事で、私は彼女に連絡を取りました。
お互いの近況を報告し合いながら、末娘が幼稚園に行くと言っていることを伝えました。すると、彼女は、こんなメッセージをくれたのです。
「私は、けいこちゃんに出逢えて、自分らしく幼稚園に通い、卒園できたと思っているよ。これから、けいこちゃんに出逢える人は、ラッキーだね!私みたいに!」
「こんな風に、けいこちゃんと話す時間が大好きだったなぁ、って改めてしみじみ思うわ~。」
「お互い子どもたちに置いていかれないように、少し後ろをついて行こうね!」とエールを送りあったのでした。
実は、彼女とは、幼稚園以外での交流は、殆どありませんでした。子どもたち同士も特に絡むこともなかったのです。
ただ、6年間ほど、幼稚園でほぼ毎日、顔を合わせ、お互いの子どもたちの成長について話したり、時には、夫婦関係のことや、自身の育ちをどう捉えていくかということ、自分の中で感じたことや自分の些細な変化など、一見、何気ない会話の中でやりとりを交わしてきました。
でも、その何気ない会話を繰り返す中で、お互いの大切にしている部分を感じ、尊重し合うことが出来ていたのだ、自分の知らない所で、このように感じてくれていたのか!と、私は胸がいっぱいになりました。
おそらく、私の中で同じ幼稚園を選んだ人同士の中で、大事にしたいと思っていた感覚は、こういったことだったのだろうと思います。
相手の存在をそのまま見つめ、ジャッジすることなく、互いの話しに耳を傾け、相手のスタンスを知り、尊重し、自分に置き換えて考えたり反省したり。そうやって互いにいつのまにか何かを学んでいた。
そんな仲間に、幼稚園で出逢ったという事実。
傍にいなくとも、そんな仲間が私の背中を押してくれる。
彼女との会話は、私の中でもう一度「これから大事にしていきたいこと」を再確認させてくれました。noteに書き記したことを、また別の形で感じることができたのだと思います。
また新たな出逢いが、私を待っているかもしれない。
新しい春が来ます。
末娘の成長を十分に味わいたいと思っています。
またその面白可笑しな成長をこちらで報告させていただくことになるでしょう。
4歳だけど、最近はJK17歳の末娘。
どんな姿を見せてくれるか楽しみです。
引き続き、親バカです。
子どもの姿から学ばせてもらう日々を大事にしていきたいと思います。
出逢ってくれた方々への感謝と、これから出逢ってくれる方々への希望を胸に抱いて。
長くなりましたが、最後まで、読んでいただいてありがとうございました。
学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!