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漫画みたいな毎日。「80歳になる頃に。」
ご近所の方の訃報が届いた。享年80歳。
お元気な頃の印象しかなく、町内会でも様々なお仕事を請け負ってくださり、ご自宅がゴミステーションに近いというだけで、10年以上のその付近の管理を含め、綺麗にしてくださっていた方だった。
つい最近まで、顔を見ていた人に、急に会えなくなる。
それが、〈死〉であるのだけれど、生前のお付き合いの距離が、近いわけでもなかったのに、なんとなく、自分の中が寂しいという心持ちになる。
子どもの頃は、80歳という年齢は、果てしなく向こう側にあると思っていた。
80歳の半分は40歳。私の現年齢よりも若い。
あたりまえだが、確実に自分は80歳に近付いているのだ。この事実を改めて感じてみると、それなりに驚いた。
私が80歳になると、夫も80歳、長男が44歳、二男が40歳、末娘が36歳。これもまた、あたりまえであるが、なんとも不思議な感じがする。
80歳の私は、何処にいて、どんな顔で笑っているのだろう。
何を美味しいと思い、
何を面白いと思い、
何に心を傾けて生きているのだろう。
それまでに、どれだけの人々と出逢い、別れるのだろう。
そして、そこから108歳までずんずん生きていく予定なので、80歳時点では、煩悩の数が、残り28になっているはずである。
煩悩の数が、減ってなかったりして・・・と、ふと頭を過ったが、
いやいや、きっと減ってる・・・はず。・・・多分。
80歳、煩悩の数、残り28!の私に会えるのを楽しみにしようと思う。
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