漫画みたいな毎日。「雪のかわりに降る雨と断捨離のこと。」
〈12月の雨と雪のこと。〉
北海道の12月。雪が少ない年は勿論あるけれど、今日は雨が降っている。気温も高めで、台風のような風が庭木を揺らしている。
子どもたちは、せっかく積もった雪が溶けてしまうと恨めしそうに窓の外を眺める。雪国では、「やった!雪だ!」から「あぁ、また雪だ・・・。」となったときに、自分が大人になったと思うのだろうか。
北海道に移住して12年。
雪国に生まれ育ち、長年雪国で生活している方には申し訳ない言い方かもしれないが、実は、ちょっと雪に飽きてしまった。雪掻きにも飽きた感がある。
私も夫もウインタースポーツをするわけでもなく、雪が降ったら、家の中でストーブを囲んで、まったりしていたい。インドア夫婦。子どもたちは、雪遊びが好きだし、この数年はスキーを楽しむようにもなっているので、雪の季節も満喫している。何よりである。
今のことろ、雪解けの春のような雰囲気だが、人間の予想など軽く超えてくるのが自然と子どもたちなので、それを忘れず雪の季節を迎えいれよう。
私が飽きようが飽きまいが、雪は降るし、雪かきはしなくてはならないのだから、できるだけ楽しい気持ちで今年も雪と暮らしていこうと思う。
〈まだまだ続く断捨離のこと。〉
10月の終わりに帰省から戻り、未だ断捨離&掃除モードが続いている。片付けずにいられない心境になっていたのだろう。片付けて、片付けて、選んで、捨てての繰り返し。片付けていると心が落ち着く気がした。
今までなんとなく手をつけて居なかったオーブンの下のストック用の籠。その籠へのアクセスは良いとは言えないものだった。いくつか物をどかさなくてはならないと、そこにアクセスするのも億劫になり、在庫も把握しにくくなる。思い切って、直ぐに手の届く作業用のテーブルの下に場所を移動した。
流し台のシンクの下の扉の中も、改めてよくよく見てみる。シンク下には、最初から設置されていた米びつストッカーと、大きなトレーなどを立てて収納し、前後にスライドさせて取り出せる収納が付いていた。
米びつストッカーは、米の計量が楽だなぁと喜んで使っていたのだが、湿気の多い春から夏にコクゾウムシが大量発生し、除去した後も何処かに潜んでいたら、またお米が食べられてしまうのでは?!という危機感が拭えず、使うことができなくなっていた。
使っていないものが、空間の大部分を占めているではないか。
頭の中で、何をどう動かすかを考える。
とりあえず、米びつストッカーとスライド収納を外す。しかし、ストッカーをスライドさせるためのレールがあるので、何か収納するには引っ掛かってしまう。
こんな時は夫の出番だ。
「このレールって外せる?」
「ネジで留まってるなら、外せるでしょ。」
ドライバーを持ってきて、ササッと手際よくレールを撤去してくれ、
そこには広い空間が現れた。
おぉ、段差が無くなり、これで掃除もしやすくなった。
早速、何を入れるか考える。シンクの下なので、食品は避けたい。
出しっぱなしになっていた餅つき機とトースターと花瓶をしまうことにした。他で使っていた奥行きのある引き出し式ストッカーを置いたらピタッとハマったので花瓶はそこに収納。取り出し難いと感じていたキッチン用の掃除用具も整理し、使いやすくなった。嬉しくて、用が無くとも何度も扉を開けて成果を確認する。
満足。
片付けは派生するもので、一箇所片付けると、半強制的に他の場所も片付けるようになっていくのだと思う。ある時は、長男が部屋を片付けた時。またある時は、夫が書斎を片付け始めた時。何処かの片付けをきっかけに家の空気が動いて片付けることになる。
行き場がなく、埃が溜まりやすかった作業台の下のカラーボックスにしまっていたCDを夫が片付けてくれている書斎の本棚に移動した。CDがそこにある理由はなかったのだが、他に移動する先を考えるのを先送りしていた。
CDを収納していた部分には埃が入りにくいよう無印の横型引き出しストッカーを2段重ねて入れることにした。お茶や珈琲、カレーのルーなどを入れて、在庫の量が把握しやすくなった。
使いにくいけど、見ないふりをしていることって結構あるなぁ・・・と片付ける度に実感している。
虹色通りのメンバー、断捨離仲間のららみぃたんたんの記事の中にこんな一文が。
ららみぃたんたんは、ぬるっとゆるっと断捨離に取り組んでいる。私もその姿に励まされつつ、ぼちぼちと片付けを続けている。
ららみぃたんたんの断捨離は、「自分と向き合う作業」だと書かれいている。だからこそ、しんどいことがある、と。
本当にそうだと思う。
片付けは、自分の棚卸し。
扉を開けて広げちゃったことに後悔しつつも、「やるしかない」と何処かで肚をくくる。
辿り着けないと思っていた場所に、気がついたら辿り着いている瞬間を味わいたくて。
気になっている場所はまだある。無理せず、ちょっとつづ使いやすくしていこう。使いやすくなった場所を時折開いて覗いては、うんうん、いい感じだね、と自分で満足して、味わって、次に向かう。
その積み重ねが、「気がついたら、暮らしやすくなってる」に繋がっていくのだろう。
ららみぃたんたんの断捨離マガジン「だんだん断捨離」はこちら。
断捨離が辛いと感じたときに、うん、もう少し行ける、と思わせてくれると思います♪ ららみぃたんたん、いつもありがとう!