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#短編小説
頬の上に雨粒プリズム
私は知っている。
あなたの頬の上には
雨粒プリズムがあることを。
だけど、ときおり
あなたに孤独がとても強く
色濃く見えることがある。
それは
大雨の中、傘もささずに
ただひたすらに涙を流して
雨粒が体にじわじわ染み込み
心までも冷たく
感情がどんどんなくなっていく
底の見えぬブラックホールを
心に浮かべているような
なす術もなく
時間が過ぎるのを
ただぼうっと見つめる
無気力の感情が光の
私は知っている。
あなたの頬の上には
雨粒プリズムがあることを。
だけど、ときおり
あなたに孤独がとても強く
色濃く見えることがある。
それは
大雨の中、傘もささずに
ただひたすらに涙を流して
雨粒が体にじわじわ染み込み
心までも冷たく
感情がどんどんなくなっていく
底の見えぬブラックホールを
心に浮かべているような
なす術もなく
時間が過ぎるのを
ただぼうっと見つめる
無気力の感情が光の