恋愛に安心感
生きているうちに恋愛することはないと思っていた。
前回のnoteにも書いたように恋人が出来たんだけど、
これまで20数年生きてきて、恋愛とは無縁の人生だった。
惚れやすい性質で好きになる人は絶えなかったのだけれど、思いが届いて返ってきたら気持ち悪く感じてしまうので、一方的な片思いしか出来なかった。
しかもバイなので、男女関係なく人を好きなっていた。
好きになると付き合うは私の中では別の次元だった。
人から愛されることや、自分が誰かの特別な存在になれるとも思っていなかった。
このまま一生終えるんだろうな…そんなことを思いながら生きてきた。
そんな感じだったから結婚願望って言えるようになるまで至らなかった。
そんな私がまさかのまさかの恋人が出来た。
家族や友達に言ったら腰抜かすと思う。
家族には彼氏いないの?作らないの?結婚しないと将来寂しいわよ?と散々言われてきたものの、
私にそれを求めるのは諦めて。と言い続けてきた。
だから逆に言えない。言えるわけが無い。過干渉な親の元で育つと逐一干渉されるのが目に見えているから。実家を離れていて良かったと本当に思う。
可愛い格好で外に出ようとしたもんなら、今からデート!?とか騒ぐし、そう言われるのも気持ち悪くてイメチェンなんて出来ないできない。
そんな中で恋愛なんてできるわけが無いでしょ。分かりきったことだったな。
そんなこんなで20も半ばになっても恋人ができたことがなかった。この歳になって出来たことないってかなりやばいんだろうな…訳ありって思われるな…って思ってはいたけれど、できる未来が想像出来なかったので諦めた。
そして出会った今の恋人。
私もまさか?そんなわけないだろ…って思っていた。
相手もとられたくない!という初めての感情で戸惑って勢いで告白してくれたらしいんだけど、(それで大丈夫なのかな…笑)
誰とも付き合ったことないし、恋愛感情もよく分からないし、それでもいいのかと伝えると
待つしゆっくりでいいと言ってくれたので、その言葉に甘んじて受け取ることにした。
待ってくれるなんてありがたい。不思議な感覚。
その後1週間くらいは心臓の音がえげつないくらいうるさくて、夢みたいにふわふわしてた。
それに自分が気持ち悪いって感情が出てきてて、恋愛してる自分が気持ち悪くて仕方がなかった。それを相談する相手もいなくて結局相手話したらすっきりしたけど初っ端から迷惑かけまくりで、でも何故か安心感があった。
今はときめきよりも安心感の方が強くて、本や漫画の中でしか知らない恋愛の新しい一面を知れた気がする。安心感ってこんなに心地いいんだって実感してるし、これを活力に仕事とか頑張ろうと思える。恋愛ってこんな不思議な力を持っているんだと思える。
私は何も分からなさすぎてド直球に聞いたりしても、全部言葉にして伝えてくれるからありがたい存在だなと思う。面倒くさがられてなければいいけど…
あと1回話した内容は大体覚えてくれてて記憶力がいいんだな!と感心してたら
「あなたのことに興味があるから知りたいって思うから覚えるんだよ」って言われて思わず心臓がギュンってなった笑
こんな言葉にして伝えてくれる人も中々いないし、手放したらもう私は二度と恋人が出来ないと思うので、大切にしていきたい。
始まりがあれば終わりもあるので、いつか終わりもくるだろうけど、楽しんでいきたいな。
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