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写真を撮っていて嬉しいこと。
今日からトップ画、作品「Floating Blue」の桜の写真に変えました。
フォトグラファー・佐久間ナオヒトです。
さて先日の大雨の週末、母方のおじさん・おばさん達を撮影しました。
母には7人の兄弟がいて、いとこの数を合計すると15人。子供の頃は毎年お正月にはみんなが集まって大騒ぎでした。
それでもいつからか、顔を合わす機会も減り、もう数年会っていなかった人もいます。
僕には同い年のいとこが二人いて、子供の頃、劣等感からいつも比較されているような気持ちでいました。そんなこともふっと頭をよぎったり。
だからどんな撮影でも緊張する僕ですが、この日はさらに緊張しました。
とはいえ、僕も20年近く撮影をしてきたので体が覚えている技術のおかげで、撮影は順調に始まりました。
僕はあまりたくさんシャッターを切るタイプじゃないから、パソコンには10枚くらいの写真がたまった段階で確認をします。
初めの方から一枚づつ。あーすげードキドキする・・・。
そして数枚目で見つけた、見覚えのあるおじさん、おばさんの優しい表情。
急に僕は子供の頃に引き戻された感じになって、「あー、やっぱり写真ていいなぁ」って思いました。
僕は、写真って記憶のドアを開ける鍵だよなって、本当に思ってます。
さて僕の中の「東京の原風景を探る旅」の記録がこちらの写真集。ぜひご覧ください!